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19世紀 日本 音楽年表(江戸時代・鎖国・幕末・明治時代の日本の音楽)

音楽年表

ヨナ抜き音階ペンタトニック ヨナ抜き音階

唱歌は和製ポップス?
スコットランド民謡 ペンタトニック
ヨナ抜き音階
ヨナ抜き長調
ヨナ抜き短調
演歌は和製ソウル

「最初の日本語ポップス」

「最初の日本語ポップス」と問われるとどの辺を連想するだろうか?

70年の「はっぴいえんど」?
50年代~60年の和製カヴァーポップス?
世代により差はあれど、戦後のポップスを連想する方が多いのではないだろうか。

答えは、1879年明治12年の小学校唱歌。
そう、1979年といえばキャンディーズが解散した年だがそれより100年も前である。

唱歌。これが元祖和製ポップスと連想できる日本人がどれだけいるだろうか。
唱歌といえば、日本古来の懐メロというイメージの方も多いのではないか。

実際は、1879年明治12年の最初の「小学校唱歌集」に収められた唱歌はすべて洋楽の日本語カヴァー。

その後、「尋常小学校唱歌集」などをへて、滝廉太郎や山田耕筰らの日本人の作曲家の唱歌もうまれた。
だ。こうした作曲家の方々も米国のメーソン氏らが日本に伝えた西洋音楽の教え子である。

戦争。そして100年という時の流れによる記憶の風化。

2020年現在100才の方でも1910年代の大正生まれ。
1870年代といえばそこからさらに40年以上も前の明治初期の話。

唱歌は和製ポップス

唱歌の父は米国の2人のメーソン氏。
1979年「小学校唱歌集」を編纂したメーソン。
そのメーソン氏の師であるローウェル・メーソン。この方は米国讃美歌の父ともいわれる。

つまり、唱歌の原曲や元ネタは讃美歌やスコットランド民謡、アイルランド民謡、ドイツ民謡などの洋楽の曲。
1879年明治12年の小学校唱歌集(1)では、作曲はほぼこれらの洋楽。作詞は音楽取調掛すなわち文部省。

スコットランド民謡 ペンタトニック ヨナ抜き音階

初期の唱歌にはスコットランド民謡が多いのはなぜか?
スコットランド民謡のペンタトニックがヨナ抜き音階なので日本人になじみやすかったそうだ。

ヨナ抜き音階

ヨナ抜き音階(ペンタトニック)には長調と短調がある。

ヨナ抜き長調

ヨナ抜き短調

ヨナ抜き長調
ヨナ抜き短調
演歌は和製ソウル

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