スキー歌謡・SKI J-Popなど
日本のスキー歌謡の歴史は意外と古く、戦前の1930年代には藤山一郎さん「スキー小唄」が新民謡として登場。
戦後も各年代でスキーをテーマにした曲が流行。
50年代には、1959年「白銀はまねくよ」トニーザイラー(元1956年イタリアのコルチナ・ダンペッツオでのオリンピックで若干21歳でアルペンスキー3種目金メダル獲得、のち映画俳優『007』歌手として活躍※
60年代には、1960年日活映画『白銀城の対決』石原裕次郎主演、1963年松竹映画『若いやつ』橋幸夫主演、1968年フランス映画『白い恋人たち』グルノーブル冬季五輪記録映画。
70年代には、1972年札幌オリンピック「虹と雪のバラード」をはじめ、各年ごとにアイドル歌謡曲などのスキーやゲレンデでの恋などをテーマにした歌謡曲が発表。
1980年代から日本の本格的なスキーブームともいえるほど急激にスキー人口が増加。そのきっかえはまぎれもなくユーミンこと松任谷由実さんのアルバム。
1980年12月1日発売『SURF&SNOW』松任谷由実(10thアルバム)
アルバム発売後スキーのみならずサーフィンなどのスポーツ&リゾートが大流行。
1984年12月1日発売『NO SIDE』松任谷由実(16thアルバム、東芝EMI)にはあのスキー場ゲレンデソングの大名曲「BRIZARD」も収録。
そんな80年代スキーブーム再来の中で公開されたのが、当時のスキーヤーには言わずと知れた80年代スキー映画の金字塔『私をスキーに連れてって』(通称「私スキ」。
1987年11月21日公開映画『私をスキーに連れてって』
1987年11月21日公開映画『私をスキーに連れてって』
80年代青春スキー映画の金字塔⛷通称「私スキ」。80年代スキーブームの最盛期ということもあり映画も大ヒット。
当時の我々世代の若者に与えた影響力は、例えば、いとうあさこさんの熱弁を聞くとよくわかるかと思います🙂(参考動画)馬場康夫監督のYouTubeチャンネル:私をスキーに連れてってを語るいとうあさこさん
ちなみに、「私スキ」ロケ地のスキー場ゲレンデは「志賀高原焼額(ヤケビタイ)スキー場」「万座温泉スキー場」「横手山スキー場」「渋峠スキー場」などですが。とくに熱心な私スキファンの方は映画のエンドロールには明記されていない聖地巡礼などもおこなわれておられるそう。(参考サイト)ブログ『私をスキーに連れてって ロケ地でバーン』管理人サロット様
最近では2022年私スキ35周年記念Blu-rayも発売。
<PR>DVD『私をスキーに連れてって』Blu-ray(ポニーキャニオン公式)・(amazon.co.jp)などで絶賛発売中(2022年35周年Blu-ray発売)
1987年(昭和62年)公開から平成ジャンプし令和の現在までオールドファンだけでなく若い世代の方にもバブル当時のスキーブームが追体験できる点などは新鮮な発見もあるかもしれませんね!
そして、スキーソングでいえば、日本の80年代的リゾートスキーブームを牽引してこられたユーミンさんの楽曲も「私スキ」挿入歌でさらに当時の若者のカセットBGMとなり永遠のスキーソング定番曲に❣
つまり、私スキ関連曲は当然今でもスキー場ゲレンデソングに欠かせない定番曲。
JR関連スキーCMソング SKI J-POP
他にも、スキーソングで有名なのは、80年代末からJRが展開している冬のスキー関連キャンペーンCMソングなど。
1987年JRとして旧国鉄から民営化したJRが広告代理店やレコードレーベルなどとコラボして展開したおしゃれなスキーCMソングは「SKI J-POP」とも呼びたいような冬のスキー場で聴きたいJ-POPヒット曲が満載。
80年代後半には、JRシュプール号
(関連記事)「JR西日本シュプール号CMソング歴代(仮)」
90年代以降は、JR SKI SKI
(関連記事)「冬うた選曲 JR cmソング JR東海 JR東日本 歴代略年表」
など。
スキーブームの象徴ともいえる名CMが多く流れていたのは皆さんも印象深いのではないかと思います🙂
曲数も多くなるので網羅というほどではありませんが、こうしたスキー歌謡・SKI J-POPの定番曲もこのプレイリストに収録しております。
ただ、ご存じの方もおられるかと思いますが、そうしたスキー場で聴きたい冬のJ-POP定番曲などは昔からたくさんコンピCDや最近の配信サブスクプレイリストなどでも紹介されていますよね。
というわけで、少し変わった曲も聴きたい!ということでこの記事ではややマニアックなスキー歌謡やSKI J-POPの隠れた名曲などを多めに選曲しております。
具体的な曲目は以下(次ページ)をご参照ください。