2023年9月22日公開※映画（邦画）『夏空ダンス』（監督：内村光良）
※2023年6月30日先行公開（九州地方イオンシネマ）
2023年邦画『夏空ダンス』は、熊本県人吉市の球磨川流域を舞台に、ダンスに打ち込む女子高生たちの姿を描く「青春ダンス映画」。
監督：内村光良（ウッチャンこと内村監督映画作品4作目。）
音楽：佐藤直紀
制作会社：FILM
撮影：谷川創平
製作会社：2023「夏空ダンス」制作委員会
配給：イオンエンターテイメント
ここではメイキング動画など個人的感想をメモしておきたいと思います。
映画「夏空ダンス」公式チャンネル
『夏空ダンス』メイキング動画など（感想）
映画「夏空ダンス」公式チャンネル
映画『夏空ダンス』公式チャンネルには3本のメイキングムービーが公開されています。ここではダンス編のメイキング映像をお借りしました。
夏空ダンスの撮影ロケはなんと人吉市15カ所で撮影されたとのこと。
ちら感（ちら見的感想？）ですが。
何とスーパー店内（人吉市ゆめマートさん）など思わぬ場所でのダンスシーンも。
（個人的には、なんとなくミュージカル映画的？もしくは香港映画的な感じもして映画通ていうか筋金入りのジャッキーチェンおたく（失礼(笑)）のウッチャンらしさもそこはかとなく…）
また、復興商店街での地元の方々参加では同級生の方との再会などなど熊本出身のウッチャンらしいエピソードも。
とはいえ、今回で映画撮影も４作目となるもはや中堅の内村監督。
あくまで主役はダンスに夢をかける女子高生たち。
もちろん男子高生も含め地元の方も参加する人吉ダンスミュージカルのようにも感じられて皆さんはつらつとした素晴らしい踊り！
ちなみに、主演の島雄こなつさんとはウッチャンがTV番組「世界の果てまでイッテQ！」ダンス企画でダンスを教えてくれたのが出会いのきっかけだったとか。
出演メンバーも実力派ダンサーが大勢参加とのこと。そんな彼女たちのダンススキルや撮影裏話などが約9分ものうれしいメイキング映像でたっぷり語られています。
詳しくはぜひ公式動画でゆっくりご覧ください
夏空ダンス 曲
映画『夏空ダンス』のテーマ曲はパッヘルベルの「カノン」編曲。編曲を手掛けたのは佐藤直紀（2005年映画『ALWAYS 三丁目の夕日』アニメ『交響詩篇エウレカセブン』等の作曲家・編曲家）氏。
※「パッヘルベルのカノン」：17世紀後半（推定1680年代～1690年代頃）バロック時代ドイツ作曲家ヨハン・パッヘルベルの室内楽曲『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』（作品番号PWC 37）前半に含まれるカノン。
また、この年の運動会には地元の幼稚園などで映画の曲で幼稚園の子ども達がかわいらしいダンスを披露されたとのこと。
（参考記事・動画）「幼稚園【ウッチャンありがとう】映画「夏空ダンス」の楽曲で園児がダンス披露【熊本】」くまもと県民テレビ🔗
さらに、熊本の高校生たちも映画舞台挨拶のあったイオンモール熊本で夏空ダンス編曲「カノン」を踊って地元を盛り上げてくれたそう。
福岡のニュースさんなどの記事によれば、舞台挨拶でウッチャン監督も「カノン」劇中ダンスのYoutubeやTik tok（おそらく「踊ってみた動画」のこと）を推奨されていたもよう。（参考記事）「短編映画『夏空ダンス』公開記念の御礼舞台挨拶に内村光良監督が登場」福岡のニュース🔗
映画の編曲とは異なりますが、「カノン」でのダンスの例では、2015年高校生向け現代的なリズムのダンスなどで用いられたとのこと。
（参考映像）2015年度踊育CD収録曲「カノン」振付公益社団法人日本ストリートダンススタジオ協会🔗
今後もこの映画をモチーフにした夏のこども向けダンスや運動会のダンス曲のひとつとして人気が高まりそうですね。
moviecollectionjp
（追記）2024年7月現在まだ『夏空ダンス』サントラ等は未定（できれば「カノン（夏空ダンスver）」公式動画や配信などあるとダンス行事BGMとして喜ばれるかも。たんなるいち音楽リスナーの感想です💦）
『夏空ダンス』人吉市（熊本県）ウッチャン地元
また『夏空ダンス』は内村監督の地元人吉市を舞台にした映画。
上京までの高校時代まで過ごしたウッチャンのまさにリアル地元
シャイなウッチャンながらひしひしと地元人吉への強い思いがつまりまくった熊本人吉映画でもありますね。
熊本県民テレビ KKT公式チャンネル
（追記）映画ロケ地については人吉市役所がロケ地マップを作成・公開してくださっています。（参考リンク）「映画「夏空ダンス」ロケ地マップ」人吉市役所HP🔗
個人的感想まとめ
映画『夏空ダンス』は日本映画（邦画）として新たな記憶の１ページに残りそうな夏のダンス映画の名作（の予感）。
映画ロケ地となった熊本県人吉市の古き良き日本の農村風景や里山の自然。そして、地元出身でなくとも思わず郷愁を感じてしまうような阿蘇山ろくの美しい夏。そんな豊かな自然を背景に、地方ならではのさまざまな葛藤ども向き合いつつ、ダンスという目標をみつけ、爽やかに夢を追い描く女子高校生たち。
まさに夏にふさわしいダンス青春映画（の予感）。
ユーモアに包まれながらも、つらかった過去の豪雨災害などの困難な経験や複雑な感情を昇華させ、未来に向かって立ち上がる「夢を持つ希望」の強さを感じさせてくれる。災害復興支援作品としても、そんな、やわらかで、しかし、芯の強い、ウッチャンこと内村光良監督、そして人吉の人々や風土の逞しさを感じさせてくれるような特別な映画ではと存じます。
※（参考情報）令和2年7月豪雨の影響など
※（参考情報）令和2年7月豪雨の影響など
個人的感想ながら、この映画を通じて未だ肥薩線に不通区間があるなど豪雨災害の爪痕が残っている途上であることをうかがい知りました。かような個人ブログで恐縮ではございますが、あくまで参考情報として備忘用にメモさせて頂きたく存じます。
（参考地図：肥薩線※吉松駅）
（参考情報）
肥薩線では令和2年7月豪雨の影響により「八代～吉松間」が不通区間。
（※八代～葉木間、一勝地～人吉間でタクシー輸送を実施）とのこと。最新の運行状況など詳細は（参考リンク）JR九州HP「災害に伴う運行状況のご案内について」🔗
また「令和2年7月豪雨」からの教訓等については国交省九州地方整備局八代華扇国道事務所HPにて特設ページが開催されています。
（参考リンク）「令和2年7月豪雨球磨川水害伝承記～後代に残す記録～」国土交通省九州地方整備局八代河川国道事務所HP🔗）
末筆ながら、令和2年7月豪雨からの復興を心よりお祈り申し上げます。
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あとがき
というわけで、ここでは日本映画（邦画）の夏のダンス映画の名作として新たな記憶の１ページに残りそうな映画『夏空ダンス』について、個人の感想などを書かせていただきました。まさに夏にふさわしいダンス青春映画（の予感）。
（備考）映画公開情報や視聴サブスク配信などは以下をご参照のほど。
2023年6月30日公開映画『夏空ダンス』
（追記）2024年夏『夏空ダンス』DVD発売予定とのこと。詳しくはマキセ芸能公式HPで（参考リンク）「DVD 内村光良 監督／脚本 短編映画『夏空ダンス』」マセキ芸能社HP内特集ページ🔗
＜PR＞『夏空ダンス』サブスク配信※未定
（2024年7月時点では、U-Next、amazonプライムビデオ、Hulu、DMM TVなどおもな映画配信サービスでも未配信でした。今後の配信スケジュール等については各動画配信サブスクにてチェックなさってください。）