洋楽の5月ソングをピックアップ:
・ラヴァーズ・コンチェルト(英語 A lover’s Concerto)
・そよ風の誘惑(英語 Have you Never Been Mellow)
・「Lark」リンダ・ルイス
など
ラヴァーズ・コンチェルト(英語 A lover’s Concerto)
個人的になぜか5月になると聞きたくなるこの曲「ラヴァーズ・コンチェルト(A Lover’s Concerto)」。原曲は、1965年米国の女性ヴォーカルグループ「ザ・トイズ(英語 The Toys)「A Lover’s Concerto」が発表。以来、サラヴォーンやシュープリームスなど多くの女性歌手にカバーされてきた名曲。
1965 A Lover’s Concerto – The Toys(ラバーズ・コンチェルト 原曲)
1966 A lover’s Concerto – Sarah Vaughan
1966 A Lover’s Concert – The Supremes
…
1989 A Lover’s Concerto 薬師丸ひろ子
以下、カバー曲の数も多いので、個人的にいくつかピックアップしてご紹介(順不同)
1965 A Lover’s Concerto – The Toys(ラバーズ・コンチェルト 原曲)
ラヴァーズ・コンチェルト(A Lover’s Concerto)の原曲は、
1965年アメリカのザ・トイズ(The Toys)が歌った曲。
(参考)ウィキペディア – ラヴァーズ・コンチェルト
ザ・トイズ(The Toys)は1961年に米国NYで結成された女性3人組ガール・グループ(Girl group)。1968年に解散。(参考)ウィキペディア-ザ・トイズ
1966年 A lover’s Concerto – Sarah Vaughan
さまざまなアーチストにカバーされていますが、やはりサラ・ヴォーン(Sarah Vaughan)さんの曲が代表的でしょうか。
日本ではCMなどにもよく使われますね。(たしか車のcmなど)
サラ・ヴォーンさんのラヴァーズ・コンチェルト収録アルバム
1966年『ラヴァーズ・コンチェルト』 (”Pop Artistry of Sarah Vaughan”)1966, マーキュリー(Mercury)
1966 A Lover’s Concert – The Supremes
1966年 スプリームス(シュープリームス)The Supremes カバー。ダイアナ・ロス(Diana Ross)の歌声も可憐。
収録アルバム:The Supremes『I Hear A Symphony』
ちなみに、このアルバムでは「Stranger in paradise」という曲も個人的にオススメ。こちらは1953年のミュージカル『キスメット』 (Kismet) 挿入歌のカバー。
それにつけても
60年代モータウン(Motown)はソウルファンご存じのとおりレトロ名曲の宝庫。
50年代RCA、ブルーノート、60年代スタックス(STAX)、アトランティック(Atlantic Records)、そして60年代から70年代ファニア(FANIA records)など50s60s70s前半頃までの米国レコードジャケットはアートワークも本当に素晴らしい!
余談ながら、小生がこのサブスク(音楽配信)時代にレコードやCDなどのフィジカル音源を購入するポイントはモノとしての価値。といっても自分はコレクターではない。たんに自分の部屋に飾ったり、手元に置いて時々さすりさすりして愛でたり…その意味でアナログのほうが触り心地がいい…(おっと紙の話ですが汗)。まあ、つまりただのジャケ買いもオススメという話。
ラヴァーズ・コンチェルトの歌の内容
まず、ラヴァーズ・コンチェルトの歌詞の意味はGoogle Chromeの翻訳機能などをご参照。
ちなみにこのグーグル(Google Chrome)のネット歌詞翻訳サービスは日本語と英語の対訳が表示されるので英語の歌で語学を学習したい方にはオススメ。(数あるGoogleサービスのなかでも隠れた神機能じゃと思いますぞよ。)
ちなみに当サイトでは歌詞の掲載や翻訳などの解説は基本的にしておりません。
(※著作権法でブログへの歌詞掲載および翻訳は禁じられているため。)
以下、あくまで※個人の感想です。と前置きしたうえで私の推しポイントを申し上げます。
ポイントは1)歌詞のイメージと2)韻(いん)の美しさ。
1)まず歌詞のイメージの美しさ
歌詞の意味をざっくりいうと。牧草地のやわらかな小雨。木々の小鳥。丘の向こうには雨上がりの虹。あゝあふれる貴方への愛(拙い言葉で恐縮です💦)。
私の個人的解釈では、日本でいえば、
・やわらかな雨は五月雨(さみだれ)?
・木々の小鳥は五月の鳥オオルリ※
・丘の向こうとは五月の那須高原※※
オオルリは栃木県の県の鳥だよ
※ちなみに2。幸せの青い鳥御三家といわれるカワセミ、オオルリ、ルリビタキ。なぜここでオオルリ推しかというと(まあお察しのとおり栃木県の県鳥だから)。科学的?根拠を述べとくと、カワセミは秋冬の野鳥かつ名前のとおり清流や河川に生息。またルリビタキは比較的一年中また都市部でもみられる。
まあ、とにかく私が「5月の歌といえば?」というお題で「ラヴァーズコンチェルト」と説くその心は「オオルリ」という栃木県の県鳥を連想してしまうから。ええもちろん栃木イメージアップに一票というモチベーションだけです(さ、最下位脱出…)
もちろん北海道の十勝や富良野や美瑛などのそれはそれは美しい丘も存じ上げております(私は転勤したことがあるものでもちろん愛してます)。でもね。向こうさんはほっといても首位でしょ。したがってここでは那須高原のイメージが一番ぴったりだと思います!
2)歌詞の韻の余韻と英単語学習
歌詞の韻の余韻:
….牧草地(英語 meadow)に降る雨のやわらかさ。
「How gentle in the rain … meadow」(引用)
(五月雨の雨上がり。那須高原の遠景にかかる※※超意訳)
…虹(英語 rainbow)虹色(にじいろ)の彩(いろどり)の明るさ。
hill… bright color … rainbow
この牧草地(meadow)と虹(rainbow)の余韻が良いんですよね。
英単語学習?
(さらに英単語学習の語呂合わせにもおすすめ。したっけれ、もしかしたらどこかの英語の二次(にじ)試験にも良ん(いん)かもしんないね。※伏線回収…できず
(参考動画 youtube Sarah Vaughn – A lover Concert lyrics)
そよ風の誘惑(英語 Have you Never Been Mellow)
1975年「そよ風の誘惑(英語 Have you Never Been Mellow)」- オリビア・ニュートンジョン(Olivia Newton-John)※原曲
1975年「そよ風の誘惑」アグネス・チャン※カバー曲
1975 Have you Never Been Mellow – Olivia Newton-John
1975年 Olivia Newton-John / Have you Never Been Mellow
「そよ風の誘惑」という邦題でも知られるこの曲はまさにこの季節にぴったりではないでしょうか。個人的には「メロウ(Mellow)」という言葉が音楽で流行りだしたのはこの曲がきっかけなんじゃないかと思うぐらいの永遠の名曲。
オリビアさんといえばの70年代なかばデビュー当時(1975年)は米国のアイドル的女性歌手。
日本ではとくにこの曲のジャケアートのサーファーカットは当時のポパイ世代のサーファーガールたちに大流行。松田聖子さんの聖子カットをはじめ、川島なお美さんなどみなさんそれぞれお似合いで素敵でしたね。
洋楽(レアグルーブ系)5月レトロ名曲
・Linda Lewis
・The Wooden Glass feat.Billy Wooten
「Lark」リンダ・ルイス Linda Lewis
お次は、英国の70年代女性シンガーのリンダ・ルイス(Linda Lewis)さん。
ここは曲というより、リンダ・ルイス(Linda Lewis)という70年代英国女性歌手のご紹介。
90年代に日本のフリーソウルシーンで『Lark』などのアルバムが話題になったので懐かしい方もおられるのではないでしょうか。
1995年には来日公演。実は英国では80年代以降あまり知名度が高くなかったそうで日本でのリヴァイヴァル・ブームは英国でも奇跡の復活と話題になりました。
ひばりのような可憐な声でいて、なんともハートフル。
若い頃の美空ひばりさんを連想してしまうのは私だけでしょうか。
(関連記事)
1975年5月 This time I’ll be sweater マーサ&ザ・ヴァンデラス(Martha and the Vandellas)
1975年5月 マーサ&ザ・ヴァンデラス(Martha and the Vandellas)シングル「Love Blind」B面アリスタレコード(Arista Records)がオリジナル。
作詞バート・デ・コトー(Bert De Coteaux)作曲トニー・シルベスター(Tony Silvester)
1976年アルバム『The Rest of MyLife』収録。
※1967年~1972年マーサ・リーブス&ザ・ヴァンデラス(Martha Reeves & The Vandellas)は1967年から1972年に活動した女性ヴォーカルグループ。
(カバー曲)
この曲は上述の1975年6月にリンダ・ルイス(Linda Lewis)もカバーした曲の原曲(マーサ&ヴァンデラスの原曲とリンダの曲は1975年の同年5月と6月の1カ月違い)。リンダバージョンにはコラール(Choral ※シンプルで堂々とした賛美歌の調和したバージョンで構成されるまたはそれに似た音楽作品)が加わったよりドラマティックな仕上がりに(出典:英語版wikipedia)。管理人の愛する女性スウィートソウルの大名曲。ぜひそちらもチェックしてみてください。
(関連記事)
1978年アンジェラ・ボフィル(Angela Bofill)のカバーも
アンジェラ・ボフィル(Angela Bofill)は70年代後半NYにデビューしたキューバとプエルトリコのご両親を持つニューヨリカン(いい意味で、アンジェラverは個人的にはやや舌足らず的なヒスパニック的な訛りがかわいらしい)。
1972 The Wooden Glass feat. Billy Wooten – We’ve only just begun
お次もなぜ5月?といわれればアーティスト名がなんとなく5月の木や草原を連想させるから(汗)The Wooden Glassつまり日本でいえば木原さん?
1971 Grant Green – We’ve only just begun
こちらの1971年Grant Green『Visions』は上述のWooden Glass feat. Billy Wootenメンバーが最初に参加した作品。ちなみにこの曲「We’ve Only Just Begun」のVibesもBilly Wooten。
1969 First of May – The Bee Gees
5月1日:「若葉のころ(First of May)」小さな恋のメロディの挿入歌(ビージーズ)
英語圏では「Songs of May」といえば多くの方がまずはこの曲を上げる有名曲。
ちょっと面倒だけど動画貼ると重くなるからやむを得ずページ分割しちょります。ごめんねごめんねー(;^^A
多分そんなにウザくはないのでご安心を…記事が長文でウザイという話もあるがそこは…泣( ノД`)シクシク…
備考
もちろん5月に映える洋楽のレトロ名曲もまだまだたくさんありますよね。
また機会があれば順次追加できればと思います。