1980年代 6月の歌 pickup:
「雨の慕情」八代亜紀(1980年)
「HOTEL PACIFIC」ブレッド&バター(1981年)
「ふたり」大貫妙子(1981年)
「光のカーニバル」大貫妙子(1982年)
「6月のまばたき」白石まるみ(1982年)
「6月の天使」高橋幸宏(1983年)
「6月の別れ」渡辺徹(1984年)
「6月の雨」松山千春(1984年)
「6月のジングル・ベル」スターダスト☆レビュー(1986年)
「雨の慕情」八代亜紀(1980年)
1980年発表「雨の慕情」八代亜紀(1980年)※「雨雨ふれふれもっとふれ♪」でおなじみの大ヒット曲。歌詞に6月などは出てこないのですが昭和歌謡曲の雨の名曲。1980年4月発売後1980年6月頃からじわじわヒット。『第31回NHK紅白歌合戦』の大トリでも歌われた八代亜紀さんの代表曲。
(関連記事)6月の歌(6月ヒット曲)1980年
「RAINBOW~六月生まれ」松田聖子
デビュー曲B面。
「HOTEL PACIFIC」ブレッド&バター(1981年)
1981年6月5日発売「HOTEL PACIFIC」ブレッド&バター(作詞:呉田軽穂/作曲:岩沢二弓)『Pacific』(6thアルバム)収録の大名曲。「6月といえば夏を待てず♪」と日本のホテルカリフォルニアを描いたのは天才作詞家呉田軽穂さん(ユーミン)。なんて皆さんもうご存じですよね。そのユーミンも大ファンだったというブレバタとの最強コラボ。ちなみに2000年サザン「HOTEL PACIFIC」(当ブログでは八月ソング)でも歌われたそのホテルは1965年から1988年まで「パシフィックパーク茅ヶ崎」(通称「パーク」)のオーナーは俳優の上原謙と子息の加山雄三さん達だったとか。ここで60年代若大将→70年代ブレバタ→80年代サザンという湘南レジェンド三連星がつながるまさに茅ヶ崎市民の聖地。現在は「パシフィックガーデン茅ヶ崎」とのこと。
2005年10月26日『SHONAN BOYS〜for the young and the young-at-heart』セルフカバーはより大人っぽい感じ
「ふたり」大貫妙子(1981年)
1981年1月21日発売「ふたり」大貫妙子(5thシングル)
いま聞くべき歌詞。
(歌詞より一部抜粋)
「さよなら キエフは緑の六月
別離はモスコウ あなたのくちづけ」
(一部抜粋)
実はウクライナ戦争との兼ね合いで迷っていた。最近のニュースなどでピート・シーガー「花はどこへ行った」なども紹介されているのを知り、やはりしっかりご紹介すべきと思い直した。
解釈は人それぞれだろう。心痛む方、不謹慎と思われる方もおられるだろう。現実は一筋縄にはいかぬ。歴史は螺旋状にしか進まない。だが、コサックの迫害の歴史もあれど、スラブの春ともいえる平和の時代も確かにあった。むろん今はそんな綺麗ごとは空虚にしか聞こえまい。だが、強くなければ云々という力への迷信を乗り越え、優しさやロマンティックな美や芸術を愛するヒトの素朴さを取り戻さなければ人類なんて生きていけない。そんな和平への祈りをこの歌詞に込めてご紹介したいと思う。
和サンバ名曲。
このシングルのA面B面の流れこそ個人的に大好きな妙子さん流サウダージにあふれた和サンバ名曲。
81年といえばブラジルでベッチ・カルヴァーリョがカルトーラやネルソンカヴァキーニョらエスコーラ・ヂ・サンバ(サンバ学校)の古老たちとパゴーヂ(Pagode)という裏庭もしくは普段着のサンバを見つめなおしていた頃。
祭りやカルナヴァルのサンバもいいがこんなしっとりしたサウダージの郷愁や切なさもサンバの良さ。
「光のカーニバル」大貫妙子(1982年)
1982年9月21日発売「光のカーニバル」大貫妙子(作詞:大貫妙子、作曲:大貫妙子)『Cliché』(6thアルバム)収録。「6月は光のカーニバル♪」とワルツ調で初夏の喜びが歌われる大貫妙子さんの6月ソング。
2016年のオーケストラとの共演はワルツのクラシックのような風格。
「6月のまばたき」白石まるみ(1982年)
1982年7月21日発売「6月のまばたき」白石まるみ(作詞:呉田軽穂、作曲:松任谷正隆、編曲:新川博)『風のスクリーン』収録※プロデューサーは松任谷正隆。コーラスに伊集加代子、須藤薫が参加。)
6月ソングおすすめ曲。
白石まるみさんは花の82年組昭和アイドルの一人。同期の方々がビックアイドル過ぎたせいかやや知名度は知る人ぞ知る…感もあるかもしれない。だが楽曲のクオリティはピカ一。なにしろ、かのユーミン&松任谷正孝さんプロデュース。アイドル歌謡曲を飛び越えシティ・ポップス的センスもうかがえる6月の隠れた名曲。
白石まるみ(しらいし まるみ)さんは1978年俳優デビューTBSテレビドラマ『ムー一族』など。1982年1月21日歌手デビュー「オリオン座のむこう」(1stシングル、ビクター、作詞:呉田軽穂、作曲・編曲:松任谷正隆)。
「6月の天使」高橋幸宏(1983年)
1983年8月24日「6月の天使」高橋幸宏『薔薇色の明日』収録:6月6日生まれの高橋幸宏さんの「6月の天使」。イントロのタイトなドラムブレイクもカッコいい。幸宏さんのボーカルも瑞々しい。水の月(水無月)6月の雨と緑と青のイメージも美しい。6月にぴったりの名曲。
2022年リマスターとも配信中。
1983年8月24日発売『薔薇色の明日』(5thソロアルバム)収録。
高橋幸宏さんはご存じ元YMOなどで活躍されたドラマー兼音楽家。1952年6月6日東京生まれ、2023年1月11日ご逝去。この場をお借りしてあらためてご冥福をお祈り申し上げます。
「6月の別れ」渡辺徹(1984年)
1984年5月1日「瞳・シリアス」B面収録「6月の別れ」(作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:井上鑑)収録アルバム1984年6月21日発売ベスト盤『TW〜BEST SELECTIONS〜』
※2022年11月28日ご逝去。惜しくも61歳の若さでご逝去された80年代を代表する青春スターの一人渡辺徹さん。この場をお借りしてご冥福をお祈り申し上げます。
「6月の雨」松山千春(1984年)
1984年5月21日発表「6月の雨」松山千春『愛を贈る』(11thアルバム)収録。静かなバラード調の6月ソング。
「6月のジングル・ベル」スターダスト☆レビュー(1986年)
※1986年3月25日発売「6月のジングル・ベル」(8thシングル)収録アルバム:1986年4月10日発売『VOICE』(4thアルバム)。スタレビはあの上白石姉妹もファンだという80年代ハイトーンボイスで人気を博したバンド。
6月の歌 補足
・6月に聴きたい歌 ピックアップ(童謡など)
・6月の中原めい子ソング(管理人おすすめ中原めい子曲)
・6月に聴きたい歌 pick up
・備考
「Gemini」中原めいこ
6月の中原めいこソングは曲名や歌詞などでは引っかからなかったので6月の星座(ふたご座)を意味する「Gemini」を選曲。※のちほどプレイリストを作るときはそちらに移動するかもしれません。
まとめ・備考(関連記事)
他にも6月の歌は多数あり。関連記事などをご参照。
(関連記事)
🔗「6月の歌(JPOP・歌謡曲) 曲名一覧」
🔗「6月の歌★まとめ★」