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モンド歌謡

レトロ音楽

モンド歌謡とは?HOTWAXさんの昭和歌謡番外地シリーズなどカルトな歌謡曲(小山ルミさん、ゴールデンハーフ・スペシャルなど)を指す呼び名。

もともとモンドという用語は、
1995年2月15日発売『モンド・ミュージック』Gazette4(リブロポート社)に始まる全3巻のシリーズ本。
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監修のGazette4とは鈴木惣一朗さん、茂木隆行さん、小林深雪さん、小柳帝さんの4名で結成された企画チーム。50年代スリーサンズやマーティンデニーなどの映画音楽や軽音楽のスペース(宇宙)モノからエキゾチカ、電子音楽、その他諸々の世にも奇妙なカルト音楽をお掘り下げた企画。
(まあ筆者管理人的なイメージで申せば音楽界のムーとでも申しましょうか笑。
余談ながら、最近不思議音楽なんてのも一部レコード好き界隈で人気があるそうですが…モンド全3巻熟読している管理人的には…もうモンドを通過するとそんじょそこらの珍盤奇盤ではピクリともしないカルト音楽への免疫耐性がついてしまうことでしょう。怖いもの見たさのムー系や不思議系音楽好きの方にはオススメです❤)

さて、モンドを説明したところで、この記事の本題であるモンド歌謡について。
要は、モンド歌謡とは「モンド(ミュージック)」+「歌謡(曲など)」の略語
これは筆者の個人的な私見ですが。おそらくこのそもそもがゆるネタ的なサブカル造語的な音楽サブサブ(超ニッチ)ジャンル(というか一般的な音楽ジャンルでいえばなんでもあり状態のカオスな音楽ワールド)なので定義?(なんて要るか?苦笑)という感じなので、用語の説明はそんなとこで充分でしょう(てきとうw)。

ただし、これは当ブログ管理人が勝手に唱えている自説ではなく。幻ながらもしかしたら世に出典元となる出版物も検討されていた由緒ある(?)音楽的企画。

2005年11月5日から『Hotwax歌謡曲名曲名盤ガイド』という本があり。その番外編として2007年5月18日『歌謡曲番外地』が刊行。「モンド(歌謡)」は当初その歌謡曲番外地シリーズの第9章として予定された幻の企画

(Hotwax歌謡曲番外地「モンド歌謡」関連略年表※)
2007年5月18日『歌謡曲番外地 vol.1』(第1章バッドガール、第2章セクシー・フェロモン、第3章やさぐれ)※1
2008年5月7日『続歌謡曲番外地 vol.2』(第4章キューティー、第5章フォーキー、第6章異邦人)
未発売(未定?)『?(※)』(第7章カルト・アングラ、第8章女任侠・着物、第9章モンド)※筆者注:流れ的には『続々歌謡曲番外地 vol.3』というゾクゾクするタイトルがつけられた第3弾が刊行予定だったのではと妄想するが上述で大事なことなので2回も強調したように「モンド(歌謡)」とはあくまでまだ未刊行の幻の企画である。ちなみに「モンド歌謡」と一語で表現しているのは筆者のやや先走りもしくはこの企画が楽しみすぎて一読者が個人的に勝手にネーミングしてしまった一部造語。

モンド歌謡の例

高護(こう まもる)さんによれば刊行はvol.2までの反響次第とのこと。いち読者の感想ながら2000年代後半リーマンショック、2011年東日本大震災、2000年コロナ禍など長く日本社会経済自体が不況や不安な情勢にあり、昭和レトロや歌謡曲がZ世代の若い人たちにもむしろレトロでポップでは?と人気という嬉しい文化情勢になりつつも、こうした歌謡曲の重箱の隅(歌謡曲番外地)のさらに奥座敷(歌謡曲番外地シリーズ第9章モンド)まではまだ世間の目はそそがれていないのではないか?・・・とまあ、きちんと説明するとそうした背景もあり、ただの一読者でUltra Vibesとはまったく利害関係はないが2000年代のHotwaxいちファンの筆者管理人としては、vol.3の刊行を期待申し上げる次第である。

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※1『歌謡曲番外地 vol.1』(第1章バッドガール、第2章セクシー・フェロモン、第3章やさぐれ)系おすすめCD

この関連では1970津々井まり「人魚の恋」ジャケ(B面「悪なあなた」)でおなじみの『歌謡曲番外地 悪なあなた』というシリーズコンピCD第2弾がオススメ。曲目などはCDショップ等ご参照
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まとめると要は「モンド歌謡」とはまだ企画案だけ示されて実際の公刊文書は筆者の知る限りではない。後述するように「モンドミュージック」とは1995年から1999年まで『モンドミュージック』シリーズ本が三冊出版され完結した90年代後半に日本で生まれた音楽のサブジャンルもしくはサブカルチャーのひとつである。個人的感想でいえばモンド歌謡はおそらくモンドミュージックで取り上げられた歌謡曲もあるだろうがエロモンド歌謡などは多少vol1やvol2との重複もあるし、2000年代以降は和モノで珍盤亭娯楽師匠などニュースターが誕生し音頭系は掘りつくされているなど、「モンドミュージックで紹介された歌謡曲」はある程度世に出ている。となると、まだモンド歌謡としてあまり整理されていないサブジャンルは歌謡曲のなかでエキゾチカやスペースミュージックなどに感化された曲だろう。つまり筆者がイメージするモンド歌謡の主役としてはむろん細野晴臣さんエキゾチカ3部作やその関連諸作品(曲)、および、モンドミュージックの提唱者でもある鈴木惣一朗さんのワールドスタンダードそしてまあ個人的にはガッキー取られて悔しいのであまりこのブログでは名前を出したくないがSAKEROCKの人も一応レギュラーメンバー候補ではあるだろう。(だがSAKEROCK限定だがな、ていうかそもそも小生はポップスといえば女性ヴォーカル9割なので男性ポップシンガーは基本50年代まで。60年代以降はダンス要素がないと基本聞かない。大瀧詠一さんだってまあネタ曲以外は正直本気にはなれない。達郎さんは若いけどブラックミュージック要素で聴く。つまり大阪のリスナーと一緒。とまあ本当はその位偏屈な輩なので個人批判ではない。個別案件には対応しない。)。

しかも和レアリックというヴァレアリックやレフトフィールドなどのクラブミュージックやダンスミュージック文脈でアンビエントやフュージョン、シティポップなどおしゃれな奴は掘られているので残るのは例えば船村徹先生作曲の稀代のモンド歌謡珍迷曲「スナッキーで踊ろう」級のダサカッコいいモンド歌謡だろう。つまりこれでとうとう「ダサい(Dasai)」が由来のだから埼玉はという出自を乗り越え、英語の「BAD」やその翻意の「ヤバい」同様に2020年代後半以降のトレンドワードとなるわけである。『』その幻の企画案のワードにインスパイアされ「モンド歌謡」

Nippon Columbia
スナッキーで踊ろう · Hajime Kaido
スナッキーで踊ろう
℗ Nippon Columbia Co., Ltd./NIPPONOPHONE
Released on: 1968-01-15
Lyricist: Yasuteru Miura
Composer: Toru Funamura

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