音楽ジャンル(英語 music styles, music genres):
音楽ジャンルの英語は「music styles」と「music genres」の2つ。
「ジャンル」はフランス語(genre)。英語でも文芸作品などで使われる。
「音楽ジャンル」の英語では、どちらかといえば「music style(s)」の方がおもに米国英語では使われてきた。
英語版Googleでの記事投稿数等を参考にすると、最近では米国でも欧州や日本などで使われる「music genre(s)」の使用も増えつつあるようだ。
音楽ジャンルの英語(music styles, music genres)
音楽ジャンルの英語は「music styles」と「music genres」の2つ。
日本では音楽ジャンルという表現が一般的。フランス語由来のジャンル(genre)から派生して音楽ジャンルという言い方がほぼ定着。音楽ジャンルを英語でいう場合もそのまま「music genre(s)」ということが多い。
もともと米国などでは「music style(s)」の方が多かったが最近では米国でも「music genre(s)」という表現も増えている。そのため米国英語の訳語的には周回遅れだったものが一周回って並んだような状態。間違いではない。
ただ、一応「music style(s)」という米語表現も知っておくとよいだろう。
まず、英会話の時に「音楽ジャンル」について話したいとき。「music style」または「musical style」と言い換えを覚えておくと便利だろう。
「ミュージック・ジャンル(music genre)」といってもジャンルの英語発音が「ジャンラ(米国英語:US/ˈʒɑːn.rə/)」だったり「ジョンる(英国英語:UK/ˈʒɑ̃ː.rə/)」だったりと発音が難しくて伝わらないストレスを感じたとき。
(参考)英語「ジャンル(genre)」の発音方法
How to pronounce genre
UK/ˈʒɑ̃ː.rə//ˈʒɒn.rə/
US/ˈʒɑːn.rə/
(source: Cambridge Dictionary, 🔗https://dictionary.cambridge.org/ja/pronunciation/english/genre)
「ミュージック(music)・スタイル(すたぁ style)」または「ミュージカル(musical)・すたぁ(style)」と言い換えを覚えておくと便利だろう。
ちなみに地英語の「スタイル(すたぁ style)」の発音はベタにスタイルというカタカナ4語発音ではなく「すたぁ(style)」というちょっと投げやり的な感じで(?笑)発音したほうが伝わりやすいかもしれない。
また、英語で音楽ジャンルについてネットで調べたいときにも多少役に立つだろう。
例えば、英語版googleで音楽ジャンル関連記事を見るときは「music sytle(s)」や「style of music」で検索したほうがより詳しい関連記事を見つけやすい場合もある。
また、英語版wikipediaの個別具体的な音楽ジャンルのページでは「Style of music」という表現で統一されている。※右上の概要囲み部分など
▲では大まかな音楽ジャンルはジャンル(Genre)として15カテゴリ。
より詳しい音楽サブジャンルはスタイル(Style)の項目で構成されている。
例えば、▲でキューバのルンバを探したいときはスタイル(Style)項目から「Rumba」を選べば、日本でソンと勘違いされてきた和ルンバではなく、アフロキューバングルーヴが堪能できるキューバのルンバ(Rumba)が探せるだろう。
英会話でも会話が伝わるかどうかはガチのネイティブ発音やさらに音韻的なIPAなどの発音記号も要素ではある。
ただ、まずは普通に英単語のセレクトや文脈など日本語の会話同様に話の流れに負うところも多い。朝飯の会話しているところにいきなり音楽ジャンルがどうこう言って割り込んでくる輩がいたら「は?何言ってんのこいつ」となるでしょう。とくに音楽ジャンルの会話をしたいときは、例えば最近の hardcore grooveとYOASOBIのIDOLとの親和性について(いやここは適当ですが苦笑)…などととにかく固有名詞で会話したほうが通じるはず。そんなサブジャンル的な会話をしたいとき、英語圏とくに米国英語ではやはりmusic genreより music style(s)やmusical style(s)などstyle系で話すことが圧倒的に多い。ここは断言。▲のサブジャンルだったり、英語版wikipediaの項目みれば実際 style(s)で書かれてもいる。よって、個人的にはなるべく音楽ジャンルの英語は「music style(s)やmusical style(s)」などミュージック・スタイルの方をメインで覚えておいた方がよいかと思う。
(蛇足だが。中学英語ではmusicもstyleも習うハズ(小学4年生から必修化されたこれからの小学校英語はどうか?ちょっとフォローはできていないが)いずれにせよその辺は先生方や音楽関係者の方々も少しアップデートしてちょっと意識転換の切り替えするだけなので検討されてもよいのかもしれない。いずれにせよ、具体的な作業としては、今までmusic genreと書いていた教材や記事をリライトとする必要まではないが、これからもし音楽ジャンルの英訳をする場合は併記もしくはmusic(al) style(s)とstyle(s)表記にシフトしておくとよいのではないかと個人的には考える。)
「ジャンル」はフランス語(genre)
「ジャンル」はフランス語(genre)。
日本では音楽ジャンルという表現が一般的。これはもともと明治期に外来語としてフランス語由来のジャンル(genre)が先に定着していたため。
英語にもフランス語由来の「genre」はある。
英語の「genre」はおもに文芸関連作品などの分類に使われる英単語。
主に文芸(文学、絵画、音楽、等)関連の分野(英語 category)や種類(英語 type)を差す英単語。
音楽ジャンルの英語(music styles, music genres)
音楽ジャンルの英語では上述のとおり2つの英語表現(music styles, music genres)がある。
音楽ジャンルの英語で一般的なのはどっち?
英語ではどちらかといえば「music style(s)」または「style(s) of music」のように「style」という英語の方が一般的な言い回し(コロケーション 英語 collocation)。
どっち?
★いちおう 最近は music genresもあるが music styles の方が多い
音楽ジャンル(英語 music styles, music genres)どっち?
「音楽ジャンル」の英語では、どちらかといえば「music style(s)」の方がおもに米国英語では使われてきた。
英語版Googleでの記事投稿数等を参考にすると、最近では米国でも欧州や日本などで使われる「music genre(s)」の使用も増えつつあるようだ。
★いちおう 最近は music genresもあるが music styles の方が多い
Music style: About 6,010,000,000 results (0.34 seconds)
Music genres: About 3,690,000,000 results (0.40 seconds)
英語版Googleでの記事投稿数等を参考にすると、最近では米国でも欧州や日本などで使われる「music genre(s)」の使用も増えつつあるようだ。
備考
コロケーション(英語 collocation):コロケーションとは二つ以上の単語を組み合わせたフレーズ(a collocation is two or more words that often go together)。
※日本語では「言い回し」など。