※この記事は🔗「ビーチフェスっぽい夏ダンス曲プレイリスト」の補足用にダンスホールレゲエやレゲトンなどのダンス基本(参考動画)などをメモしたものです。
ビーチフェスをより楽しむためにダンスの基本を知るのもよいかもしれませんね。
というわけで、ここでは管理人がググってみつけた素晴らしいダンスインストラクターの方々の参考動画をピックアップして貼らせていただきます。
レゲエ(ダンスホールレゲエ)とレゲトンの違いなど
レゲエで踊るといえば80年代末デビュー90年代にブレイクしたシャバランクスのデンボー(Dem Bow)からが今どきレゲエ(ダンスホールレゲエ)の起点。
というわけでここから先は90年代以降のレゲエ、すなわちレゲエといえばダンスホールレゲエという平成以降のレゲエの話。
次に、ちょっとわかりにくいのはレゲエ(ダンスホールレゲエ)とレゲトンの違い。
ダンスホールレゲエとレゲトンの違いは、ダンスホールレゲエがジャマイカの音楽、レゲトンはスペイン語圏の音楽。
・ダンスホールレゲエはジャマイカからUKなど英語圏で流行。
・レゲトンはパナマ、プエルトリコからUSヒスパニック、カリブ中南米、欧州のスペイン語圏で流行
レゲトンとダンスホールレゲエの違い?
・レゲトンはスペイン語ラップの一種でスペイン語圏(国はパナマ、プエルトリコ、アメリカNYなど)
・ダンスホールレゲエは英語圏(ジャマイカ)
かなり相互に影響しあってる部分もあるでしょう。ただ同じカリブでもスペイン語圏と英語圏では流れているラジオなどが違うので基本はわけておいたほうがいいかと。
ダンスホールレゲエ
・ダンスホールレゲエはジャマイカからUKなど英語圏で流行。
ダンスホールレゲエダンス踊り方
とにかく、実際はレゲエダンスなどダンスのインストラクターの先生方の動画をみるのが一番。
個人的にレゲエダンスの初心者向けの基本動画で参考になるものをお借りして貼らせて頂きました。
この場をお借りして、各ダンスの先生方に御礼申し上げます。
(参考動画)
男性編
基本のレゲエダンスのリズムの取り方をていねいに解説してくださってる動画。
女性編
(参考動画)【レゲエダンス】基本の腰打ち!現役レゲエダンサーがレクチャー【腰打ち編】Vol.1
「ワイニー(英語 Winey)」とはレゲエでは主に女性が腰を回す踊り。男女ペアもあるそう。
ダンスホールレゲエのリズム
キホンは先生方の動画をみてもらうのが一番。なんですが、ちょこっとだけ個人的な感想を書いておきます。
それぞれの踊り方はダンスのスタイルの違い、というよまず男性と女性の踊り方のスタイルの違いなどはあるが、個人的にまず大きなポイントの1つは「膝を柔らかく」(膝でリズムをとる)すること。あとは先生方の動画を見た方が正確なので省略しますが、本当の初心者の方が意識したほうがいいかなと思うのは膝(ひざ)かなと。とくに実際の踊り場ではラテンバーでもフェスでも結構混んでるのでショーケースのような大きな動作はできない。そんなときに膝を柔らかくしてリズムをとるだけでも音楽にノリやすいのかなと思います。
・レゲエ踊り方の基本:ダンスホールレゲエのリズムの取り方:アフタービートをヒザでとること。
※ざっくりいえば、ひざを柔らかく曲げて伸ばす(屈伸)運動。
※レゲエのキホンリズム(カタカナで例えれば「ズンチャ、ズンチャ」)の、
1)「ズン」でひざを曲げる
2)「チャ」でひざを伸ばす
・・・とまあざっくり文字で説明するとこんな感じ?
ただ、実際はヒザの開きぐあい(ちょいガニマタが男性レゲエダンスではむしろカッコいい?)など、文字だけでは伝わりにく部分も💦 やはりあとは動画で反復練習。
ダンスホール系応用
以下、プレイリストに入れた曲の参考ダンス動画などをいくつかピックアップ。
(参考ダンス動画)2015 Major Lazer – Light It Up (feat. Nyla & Fuse ODG) (Remix)
レゲトン
cintura reggaeton danza
レゲトンで女性の踊り方はスペイン語で「シントゥーラ(cintura)」といいます(ざっくりいえば、お尻を振るダンス。
いずれにせよダンス基本動画はインストラクターの先生方がいろいろあげてくださってるのでそちらをご参考に。
(個人的感想ですが※そういや男のレゲトンではあんまりダンスとか考えたことなかったかも。基本ヒップホップ系のひざノリで適当にオラオラやってる感じ?ただ間違っても男はあんまりシントゥーラとかしないように!(盛り上がったときにシャレで女性のシントゥーラまねたりとかはあるけど。あんまり初めからやってると、あ、危ないですよ(※管理人私見苦笑)
(レゲトン応用編?)
あとはやはりアーティストの動画などをみてカッコいいなと思ったら参考にするのもダンス動画の参考になりますね。(個人的にはレゲトンよりクバトンを聞いてたのでヘンテ・デ・ゾナ(Gente de Zona)あたり。
※公式は歌詞動画だけなのでは本人歌唱はこちら非公式動画🎥※この動画などはやっぱ踊ってないw基本クバトンMCは仁王立ち。女性も叔母さま方はサルサだし。なんとなくクバトンはやはり米国プエルトリカンのヒップホップ系レゲトンと比べてキューバ音楽の他ジャンルとのつながりがあるような…
あとはコロンビアのラップとか(ボンバ・エステレオとか)。こちらもラップなんだがベースはクンビアやチャンペータ。ただ動画をご覧いただけばお分かりのようにむしろクンビアのほうがズンチャズンチャのシンプルな裏ノリレゲエぽくもあり。まあそんなに深く考えず初心者の方でもその場のノリで楽しめばいいという気もします。
チャンペータ(Champeta)といえばシャキーラがNFLスーパーボールなどで紹介して話題に。(参考記事)「シャキーラ、ハーフタイム・ショーで話題となったあのダンスのチュートリアル動画を公開」(Billboard Japan)
ざっくり大枠でくくればこの辺のクバトンやカリブ系国別ヒップホップもレゲトン(スペイン語 Reguetón、英語 Reggaeton)系ではあるのだろうけどそれぞれクバトンなら先に90年代ティンバ(Timba)や70年代80年代ヌエバソン時代の超マイナーなラップ曲などがベースにあり微妙にノリが違う。クバトンはそのままティンバのデスガルガに流れたり。コロンビアならやはりクンビアにいったほうが自然な流れ等々カリブ系DJだと国別に分類が…などなど。ただここではまずそもそもレゲエにボブマーリーなどのルーツレゲエとダンスホールレゲエなどの違いがありレゲエの踊りといえばダンスホールレゲエのこと、だったり。ダンスホールレゲエとレゲトンの違いもイマイチようわからんという初心者の方向けの素朴なギモン。でもこうした基本は大切。初心者の方にはレゲトンとクバトンの違いとか、コロンビアのヒップホップはクンビアベース云々の話はごちゃつくのでまた別の機会に。)
いずれにせよ地域差はあるが逆説的にいえばそうしたローカル特質の垣根を乗り越えて凡カリブや凡ラテン圏などで一緒に楽しめるのがレゲトンの良さといえば良さかもしらんですね。
アシェ Axé
ブラジルでビーチのダンスといえばアシェ(Axé)。サルバドール(バイーア)発祥のビーチで踊るダンス。フィットネス的な要素も多いのでスポーツ的な面も。
Axeで有名な曲は「Onda Onda」
むかし(2000年代頃)大流行してよくアシェパーティで流れてました。
(おまけ)いろいろなビーチでのダンス
Salsa Beach
ビーチでのダンスではサルサやルエダなどのラテンやキューバのビーチパーリーやフェスもあります。最近ではキゾンバなども。ただサルサなどはもとはやはりダンスホールなどで踊るダンススタイルなのでこのあたりはカジュアルなビーチパーリーならではのお楽しみ。気楽に
Roller Skating Beach
いろいろビーチでのダンス関連で動画を見ていて個人的にナツいと思ったのが70年代カリフォルニアなどで流行していたローラースケート。当時はローラーディスコなんてのもありました。日本ではもちろん光ゲンジで有名ですね。
ダンス応用編(J-PopやK-Popなど)
(参考動画)ダンス応用編
J-PopやK-Popなどは各楽曲の振付などもあり、様々なダンスのスタイルがミックスされたいわばダンスの応用編的な複合ダンススタイル。
つまり、ざっくりいえばおそらく世界中のダンスのなかでも実はもっとも高度で難易度の高いダンスになるかも。というのが個人的感想。
(※もちろんそれは2014年以降の中学生ダンス必修化あたりの近年の状況。むかし管理人が中学生の頃はまだまだダンスで世界に肩をならべるなんて夢のような話でしたが…その後の日本人ダンス先達のご活躍や今の子供たちの成長がスゴイ!)
ここでは、順不同でプレイリストで取り上げさせていただいた曲の参考ダンス動画などをピックアップ(プレイリストの曲順とは異なる場合もあり)。
(K-Pop系)(参考ダンス動画)ピックアップ
※K-Pop系はプレイリストでは初めにおいてますがダンスはどれも難しそう💦でも皆さんさすがダンスがうますぎる!Σ(・□・;)
あとがき
※この記事は🔗「ビーチフェスっぽい夏ダンス曲プレイリスト」の補足用にダンスホールレゲエやレゲトンなどのダンス基本(参考動画)などをメモしたものです。
ダンスの基本(なんてある意味大げさですが汗あくまでメモということで)。詳しくはダンススクールなどで紹介してくださっているのでそちらをご参照ください。
(余談)
海外のビーチフェスなどで良くかかるダンスミュージックはまずEDMが主流(2020年代頃の海外ビーチフェスの約9割?)。ですがEDM系のダンスミュージックでは踊りといっても基本ジャンプ程度。それだけ混みあっていることもあるし。そもそも80年代半ば以降のいわゆるクラブ系ダンスミュージックでは70年代ディスコのようなステップはすたれ基本的に体をくゆらしたり跳ねたり手を上げたり等々あまり踊り方を意識せずに楽しめるのがEDM系の良さかもしれませぬ。
一方海外のビーチフェスでもすでに少数派のレゲエやレゲトンなどのラテン系ビーチフェスでは別にビール飲んでなんとなく体を揺らしてあとはタオル回してるだけでもそれなりにビーチの夏フェス気分が味わえて楽しいわけですがいちおう夏ダンスといえばまだまだ健在のレゲエ(ダンスホールレゲエ)やレゲトンなどの基本的なノリをしっていると音楽にあわせて体を動かすときにその気持ちよさが増幅します。ダンスとはヒトが音楽を聴くときの最も原始的な所作。なんていっけん文化人類学的ぽいがたんなる筆者の思いつきなのでその辺は生暖かくスルーしていただき😅
要はもっとおいしくビールを飲んでビーチフェスで気持ちよく過ごすためにダンスの基本を学んでおくことも一興でしょう。
レゲエといえば往年の音楽ファンはボブマーリーでしょうが最近のダンスフリークはダンスホールレゲエ。ここに約30年間ほどの時間というより意識の壁があるのでまずはここをさくっと頭の整理をしておきましょう。
(もちろんもともとUKでレゲエダンスホールが始まったのは79年のボブマーリー「Could You Be Loved(12インチ)」あたりがルーツなのでマーリーでレゲエのダンスシーンが生まれたという見方もあるでしょう。
ちなみに1979年ボブマーリー来日時に交流を深めたペッカーさんは吉田美奈子さんと一緒に1980年にジャマイカでDUB録音しているので実はDUBのルーツにはペッカーさんたちが絡んでいた。ダンスホールも80年代DUBやサウンドシステムから…というつながりもこれあり。昔のヴィンテージルーツレゲエ好きにありがちなダンスホールレゲエ食わず嫌い王選手権も、まあ自分もそうだったので否定しませんが(苦笑)。それはそれとして。70年代ボブマーリー世代の方々もおそらく最近多少は80年代打ち込み系(808)などの80年代歌謡曲やシティポップスにも耳慣れしてきたことでしょうからレゲエからダンスホールレゲエという意識的なバリアーも浪曲もいいけどJ-POPやダンスミュージックもたまにはよかんべということで割り切っておきましょう。そもそも大瀧さんのロンバケ自体50年代カバーポップスの80年代リメイクなのですから。ルーツレゲエとダンスホールレゲエの違いも似たようなもんです。
ダンス系では70年代辺りからサウンドシステムというでっかい路上ステレオのお化けを組み立てることに金も勢力も注いだジャマイカのDJ達がその後のシカゴハウスなどのクラブシーンに影響を与えた云々の脱線やら、その後80年代UKのロンドンジャマイカ移民などの間でダンス用レゲエをリミックスすることでDUBやドラムンベースにつながっていった云々の枝葉もありますが。そちらもさておき。この辺はまずビーバップクルーの福岡勢が日本のダンスシーンに果たした功績やら。なぜ小室さんが80年代後半のUKで修行されて90年代小室サウンドを作り上げたか。なぜ90年代当時は同じUKダンスシーンルーツなのに下北/渋谷宇田川町系のダンスシーンで壁があったか云々の元ネタでもあるので多少現在のビーチフェスなどでのEDMダンスシーンとダンスホールレゲエやレゲトンとのつながりにも絡んでまあダンスマニアにはやはり80年代UKジャマイカ移民周辺カルチャーは面白いとこなんですが。やっぱりまたの機会にしましょう。すでに前置きが長すぎるので(;^_^A)