9月プレイリスト:昭和アイドル・モンド歌謡(仮)
9月にちなんだ曲を昭和アイドル歌謡曲やポップスの9月ソングや秋うた、モンド・ミュージック(ムード音楽など)から選曲。
こよみのうた 9月長月(1):プレイリスト(コヨミノウタ)(昭和アイドル9月曲「モンド歌謡?」セレクション)
- 9月 プレイリスト(曲目)
- intro(電車の効果音)
- 「セプテンバー・モーン」マントヴァーニほか
- もう逢えないかもしれない – 菊池桃子
- 1938 September Song (from “Knickerbocker Holiday”)
- 風とSeptember – 田村英里子
- Island Of Dreams – Martin Denny (エキゾチカ)
- ピンクのモーツァルト 松田聖子
- 3・6・9 細野晴臣
- モナムール (グラスに半分の黄昏) – 中森明菜
- Solitude Sea – ワールドスタンダード
- 9月には帰らない 松任谷由実
- 9月の海 酒井法子
- Candy – 具島直子
- sweet september – AK Akemi Kakihara(柿原朱美)
- 9月のためいき 笠原弘子
- 赤い金魚 小泉今日子
- Go away 中原めいこ
- 九月の色 久保田早紀
- 九月の雨 太田裕美
- Stranger 柏原芳恵
- モンド歌謡って?(モンドミュージックとの違いなど簡単な補足)
- あとがき
9月 プレイリスト(曲目)
プレイリスト9月モンド歌謡(仮)選曲案
1「電車の音」効果音
2「セプテンバー・モーン」 マントヴァーニ・オーケストラ※他
2 「もう逢えないかもしれない 」 菊池桃子 収録アルバム 『 もう逢えないかもしれない 』
3 「 風とSeptember 」 田村英里子 収録アルバム 『 Behind the Heart 』
4 「 Island of Dreams 」 マーティン・デニー 収録アルバム 『 Exotica, Vol. II 』
5 「 ピンクのモーツァルト 」 松田 聖子 収録アルバム 『 Windy Shadow 』
6 「 3・6・9 」 細野晴臣 収録アルバム 『 MAKING OF NON-STANDARD MUSIC – EP 』
7 「 モナムール(グラスに半分の黄昏) 」 中森明菜 収録アルバム 『 NEW AKINA エトランゼ 』
8 「 Solitude Sea 」 WORLD STANDARD & WECHSEL GARLAND 収録アルバム 『 The Isle 』
9 「 9月には帰らない 」 松任谷由実 収録アルバム 『 紅雀 』
10 「 9月の海 」 酒井法子 収録アルバム 『 work out fine 』
11 「 Candy 」 具島直子 収録アルバム 『 miss.G 』
12 「 sweet september 」 AK Akemi Kakihara 収録アルバム 『 yes 』
13 「 もういちど Love you(Reprise) 」 笠原弘子 収録アルバム 『 超時空要塞マクロスII オリジナル・サントラ Vol.2 』
14 「 9月のためいき 」 笠原弘子 収録アルバム 『 Semi-Precious Stone 』
15 「 赤い金魚 」 小泉今日子 収録アルバム 『 オトコのコ オンナのコ 』
16 「 水の中のイエスタデイ ~再会物語~ 」 薬師丸ひろ子 収録アルバム 『 夢十話 』
17 「 九月のエピソード 」 シンシア 収録アルバム 『 I’ve been mellow/Saori 』
18 「 September Rain 」 香坂みゆき 収録アルバム 『 CANTOS 1 』
19 「 九月の雨 」 太田裕美 収録アルバム 『 こけてぃっしゆ 』
20 「 九月の色 」 久保田 早紀 収録アルバム 『 GOLDEN☆BEST / 久保田早紀 』
21 「 Go Away 」 中原めいこ 収録アルバム 『 2時までのシンデレラ-FRIDAY MAGIC- 』
22 「 September Walkin’ 」 杏里 収録アルバム 『 Bi・Ki・Ni 』
23 「 Blue September 」 BANJO AI 収録アルバム 『 Love Always… 』
24 「 Setembro 」 纐纈歩美 収録アルバム 『 バラーディスト 』
25 「 Stop, Look, Listen (To Your Heart) 」 The Stylistics 収録アルバム 『 1976/Soul/The Very Best Of The Stylistics … And More! 』
26 「 ラヴェンダー・リップス 」 河合奈保子 収録アルバム 『 私が好きな河合奈保子 』
27 「 ルック・ホワット・ユア・ドゥーイン・トゥ・ザ・マン 」 大橋純子 収録アルバム 『 フィーリング・ナウ 』
28 「 恋のジャイロ 」 池田典代 収録アルバム 『 ドリーム・イン・ザ・ストリート 』
29 「 誰もいない海 」 越路吹雪 収録アルバム 『 ベスト・セレクション2 』
30 「 誰もいない海 」 あべ静江 収録アルバム 『 みずいろの手紙/コーヒーショップで 』
31 「 セプテンバー・イン・ザ・レイン 」 由紀さおり 収録アルバム 『 スマイル 』
32 「 9月の扉 」 林原めぐみ 収録アルバム 『 Perfume 』
33 「 九月の夕暮れ 」 松田 聖子 収録アルバム 『 SQUALL 』
34 「 Nocturnal 」 エスキヴェル 収録アルバム 『 Space Age Pop: Easy Listening Lounge Greats, Vol. 3 』
35 「 Twilight Time 」 The Three Suns 収録アルバム 『 The Three Suns Present 』
36 「 Autumn Leaves 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Twilight Time 』
37 「 Autumn Nocturne 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Soft And Sweet 』
38 「 Suzukake No Michi (Platanus Road) [Remastered] 」 The Three Suns 収録アルバム 『 The Three Suns in Japan! (Remastered) 』
39 「 Opening Theme 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Live In Japan 』
40 「 Introduction 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Live In Japan 』
41 「 Tiger Rag 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Live In Japan 』
…etc.※曲目や曲順は変更の場合もあります。
(以下、視聴用に配信サブスクの自作プレイリストを載せておりますが、記事の曲目と異なる場合があります。どうぞあしからず。)
※
intro(電車の効果音)
基本的に小生のプレイリストはほぼ効果音はじまりなどがデフォ…。というどうでもいい話からはいって恐縮だが。ここではどうしても電車の効果音が伏線として必要なのは皆様お気づきのとおり。あのポッキーのCMの伏線だからして。
「セプテンバー・モーン」マントヴァーニほか
原曲は、
1978年「C’est en septembre」ジルベール・ベコー(Gilbert Bécaud)ニール・ダイアモンド(Neil Diamond)との共作。※確かに原盤レコードでも共同クレジットにはなっているが果たして歌詞はそれぞれで曲が共作ということなのかいまひとつよくわからない。
ただ、発売は1978年ジルベール・ベコー、1979年ニール・ダイヤモンド。
つまりベコーのフランス語版シャンソンが先で歌詞も異なる。
1978年「C’est en septembre」ジルベール・ベコー(Gilbert Bécaud)
1979年「September morn」ニール・ダイヤモンド
ニール・ダイヤモンド「September Morn」(Gilbert Bécaud, Neil Diamond)。
1979年12月1日発売『セプテンバー・モーン』ニール・ダイヤモンド(3rdアルバム)収録。
ジルベール・ベコー(Gilbert Bécaud)については
(参考記事)「1940年代 フランス歌手 ポピュラー音楽 アーティスト」ayCique、など。
【ムード音楽】
1979年「September Morn」マントヴァーニ・オーケストラ(The Mantovani Orchestra)「September Morn 」 マントヴァーニ・オーケストラ 収録アルバム 『 The Legend Continued』
マントヴァーニ(1939-1980)は、50年代に日本でも流行したムード音楽の人気楽団指揮者の一人。没後発表のベスト盤に収録された「セプテンバー・モーン(September Morn)」カバー。
(※「September Morn」(意味:九月の朝)。Mornは英語でMorningを略したスラング。)
「セプテンバー・モーン」アーティスト: マントヴァーニ・オーケストラ
収録アルバム:
1981年1月24日発売『The Legend Continued』
1982年発売『A Time For Love』
2017年8月2日『マントヴァーニの世界』ほかベスト盤にも収録
マントヴァーニ(Mantovani):アヌンツィオ・パオロ・マントヴァーニ (イタリア語 Annunzio Paolo Mantovani、1935年11月15日 – 1980年3月29日) は、イギリス系イタリア人の指揮者、作曲家。カスケード・ストリングスの音楽的特徴をを持つライト・オーケストラ・スタイルのエンターテイナー。
書籍『ブリティッシュ・ヒット・シングル&アルバム(British Hit Singles & Albums)』によれば、マントヴァーニは「ビートルズ以前に英国で最も成功したアルバム・アーティストであり、1959年に100万枚以上のステレオ・アルバムを販売し、同時に6枚のアルバムが全米トップ30にランクインした最初のアーティスト」であると述べられている。
(出典:英語版Wikipedia- Mantovani より筆者仮訳)
もう逢えないかもしれない – 菊池桃子
1985年9月26日発売「もう逢えないかもしれない」菊池桃子(作詞:康珍化、作曲 林哲司、編曲:林哲司、6thシングル)
・タイアップCM:1985年秋江崎グリコ「ポッキー」CM曲
※ちなみに当時のポッキーパッケージは3代目(1976-1991)(参考リンク)グリコHPポッキーの歴史
・CM「高ヶ原駅」ロケ地:岡山県旧片上鉄道吉ヶ原駅(同和鉱業片上鉄道1991年6月30日廃止)
9月の歌といえば、個人的にまっさきに思い浮かぶ曲のひとつが、1985年9月発売の菊池桃子さん「もう逢えないかもしれない」。昭和アイドル歌謡ポップス秋うた大名曲でしょう。管理人などは、秋になるとこの曲が聴きたくなる。この曲を聴くとなぜか駅のホームでポッキーをポキッとかじりたくなる。もう条件反射かも。
収録アルバム:初出アルバム『ADVENTURE』
(画像出典)『ADVENTURE』菊池桃子(CD)amazon.co.jp
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1938 September Song (from “Knickerbocker Holiday”)
「September Song」 ウォルター・ヒューストン(作詞:マクスウェル・アンダーソン、作曲:クルト・ヴァイル、レーベル:ブランズウィック)
“September Song” Walter Huston (Composer: Kurt Weill, Lyricist: Maxwell Anderson, Brunswick)
シングル:[1] B面:The Scars[2] 1938年9月24日、ニューヨークのクロフォード・ミュージック・コーポレーションより出版[3] 1938年12月発売[1] 1938年11月14日録音[2] スタジオ:コロンビア・レコード、1776 Broadway、ニューヨーク ジャンル:ポピュラー音楽、ミュージカル[1] 長さ:2:51 レーベル:ブランズウィック8272[2] 作曲者:クルト・ヴァイル[2] 作詞者:マクスウェル・アンダーソン[2] 「September Song」 シングル:ウォルター・ヒューストン[1] B面:The Scars[2] 1938年9月24日、ニューヨークのクロフォード・ミュージック・コーポレーションより出版[3] 1938年12月発売[1] 1938年11月14日録音[2] スタジオ:コロンビア・レコード、1776 Broadway、ニューヨーク ジャンル:ポピュラー音楽、ミュージカル[1] 長さ:2:51 レーベル:ブランズウィック8272[2] 作曲者:クルト・ヴァイル[2] 作詞者:マクスウェル・アンダーソン[2] 「セプテンバー・ソング」は、クルト・ヴァイル作曲、マックスウェル・アンダーソン作詞のアメリカのスタンダード・ポピュラーソング。1938年ブロードウェイ・ミュージカル『ニッカボッカー・ホリデー』でウォルター・ヒューストンが紹介。数多くの歌手や楽器奏者によって録音されている。 原曲 「September Song」は、ウォルター・ヒューストンが、ニューネザーランドの老知事ピーター・ストイヴェサントの役を演じるなら『ニッカボッカー・ホリデー』で一曲ソロの歌を持ちたいと頼んだことに由来する。M.アンダーソンとK.ヴァイルは、ヒューストンのしわがれた声と限られた音域に合わせて、数時間でこの曲を書いたという。 1938年のブロードウェイ・ミュージカル『ニッカボッカー・ホリデー』は、おおまかに1647年のニューアムステルダムを舞台にしたワシントン・アーヴィングの『ニッカボッカーのニューヨーク史』をベースにしたミュージカル作品。腐敗した知事と議員を擁するニューアムステルダムの半ファシスト政権を描写することで、ニューディール政策を批判する政治的寓話ともされる。また、別の人を愛しながら知事ピーター・スタイヴェサントと結婚させられる若い女性との三角関係も描かれている。このミュージカルは、6か月の公演を経て1939年4月に閉幕した。 歌詞の内容 「September Song」では、男性が昔の「時間の無駄」に気づき、「5月から12月までの長い長い時間」を経て9月を迎え、愛する人と秋の貴重な日々を過ごすのを楽しみにしている。[6] 有名なカバー 1946年フランク・シナトラのバージョン。1946年ビルボードチャート8位 1981年『Law and Order』リンジー・バッキンガム(フリートウッド・マック)ソロデビューアルバム 1984年イアン・マカロック(エコー&ザ・バニーメン)ソロデビューシングル(「Molly Malone」カバーをバックに)UKシングルチャートで51位。 1990年にエレクトリック・ライト・オーケストラのジェフ・リンは、デビューソロアルバム「アームチェア・シアター」でこのバージョンをリリースした。 他のメディアでの使用 「September Song」は、1950年の映画「September Affair」の劇中音楽として使用された。[9] この曲は、1987年のウディ・アレンの映画「ラジオ・デイズ」で使用されている。アレンは、この曲はこれまでに書かれたアメリカのポピュラーソングの中で最高の曲かもしれないと述べている。[10] 関連項目
https://youtu.be/jNSsTD_aOak?si=Z307n0OtnE9mqdzp 1930年代のジャズスタンダードのリスト
参考文献
「年表」。2013年7月6日。2013年7月6日にオリジナルからアーカイブ。2022年2月24日取得。
「Brunswick 78rpm 番号リストディスコグラフィー:8000 – シリーズ終了(8517)」。www.78discography.com。2022年2月24日取得。
米国議会図書館。著作権局。(1938年)。 1938 年の著作権登録目録 ミュージカル作品新シリーズ、第 33 巻、パート 3、1938 年。米国著作権局。米国政府印刷。オフ。
ティム・ライル (1994)。『偉大な歌の生涯』。ロンドン: ペンギン。p. 54。ISBN 0-14-024957-5。
デイビッド・ユーエン。『アメリカ ミュージカル劇場完全版、改訂版』。ホルト、ライナーハート、ウィンストン、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、pp. 224–225
ジョー・ホロウィッツ (2022 年 9 月 11 日)。『クルト・ヴァイルは「過去を振り返った」のか?』。artsjournal。
ジョエル・ホイットバーン (1986)。『ジョエル・ホイットバーンのポップ メモリーズ 1890–1954』。ウィスコンシン: レコード リサーチ。p. 576。ISBN 0-89820-083-0。
「オフィシャル チャート カンパニー – イアン マカロック」。オフィシャル チャート。2013 年 1 月 19 日。
ボズレー クロウザー (1951 年 2 月 2 日)。「スクリーン レビュー: ジョーン フォンテインとジョセフ コットン出演の『セプテンバー アフェア』がミュージック ホールで公開」。アミューズメント。ニューヨーク タイムズ。19 ページ。2022 年 9 月 12 日に取得。
スティグ ビョークマン (編)、ウディ アレンのウディ アレン。ロンドン: フェイバー アンド フェイバー、1995 年、2004 年改訂版、11 ページ。 160.
外部リンク
1938 年版の歌詞
フランク・シナトラによる 1965 年版の歌詞
vte
クルト・ヴァイル
カテゴリ:
1938 年の曲
Broadway Musical
Main Theme (From September Affair, 1950)
ヴィクター・ヤング – トピック
チャンネル登録者数 1550人
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812 回視聴 2021/05/21
Provided to YouTube by Believe SAS
Main Theme (From September Affair, 1950) · Victor Young · Victor Young
Best JOAN FONTAINE Movie Themes (Original Movie Soundtrack)
℗ Disques Cinémusique
Released on: 2021-05-10
風とSeptember – 田村英里子
1990年9月5日「風とSeptember」田村英里子(作詞:三浦徳子、作曲:木戸やすひろ、編曲:新川博)収録アルバム 『Behind the Heart』(3rdアルバム)。
田村英里子さんは1989年3月15日デビュー「ロコモーション・ドリーム」(1stシングル、東芝EMI)した女性アイドル歌手。平成元年(1989年度)新人賞。旧西ドイツ帰国子女(参考)ウィキペディア-田村英里子
※楽曲は、ウォールオブサウンド的アレンジが印象的(個人的に大瀧詠一さんを彷彿とするがこの曲のアレンジは新川博さん。作曲の木戸やすひろ氏はコーラス等でも活躍。
※新川博(しんかわひろし):シティポップやJPOPの数々の名盤を手掛けてこられた偉大な編曲家。東京出身。5歳でクラシックピアノ。11歳でCharとバンド。1972年若干17才の頃から村井邦彦氏に師事しアルファレーベル等で音楽業界へ。1975年頃には若干20歳でハイファイセットのバックバンドとしてデビュー。1980年頃には若干25歳でユーミンのステージ監督就任。1983年頃から編曲家として活動。以後、中原めい子作品※など数多くのアーティストの編曲を手がける。(※中原めいこ/single「FRIDAY MAGIC」「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」「エモーション」、album『2時までのシンデレラ』『ミ・ン・ト」「ロートスの果実」など。つまりめい子ファンの管理人にとっては神。)
(詳しくは公式サイトご参照(参考リンク)新川博オフィシャルサイト(プロフィールのページ)
Island Of Dreams – Martin Denny (エキゾチカ)
1958年「Isle of Dreams」 マーティン・デニー(Martin Denny)
収録アルバム 『 Exotica, Vol. II 』『The Very Best of Martin Denny』ほかベスト盤にも収録。
モンド・ミュージックの3本柱のひとつ「エキゾチカ」。
エキゾチカのパイオニアである米国NY出身の作曲家マーチン・デニー(Martin Denny)。
1958年『EXOTICA – Volume 2』からエキゾチカ人気曲「Island Dream」
(※ちなみに、9月の曲なのになぜこの選曲かというと次の松田聖子さん「ピンクのモーツファルト」への伏線?)
マーティン・デニー(Martin Denny, 1911年4月10日 – 2005年3月2日)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのピアニスト、作曲家、ミュージシャン。エキゾチカ(エキゾチック・サウンド)、ラウンジ分野の代表的なアーティスト。
「エキゾチカ」と呼ばれるムード音楽のサブジャンルは、このマーチンデニーの諸作品に由来する。1957年マーティン・デニー(Martin Denny)の同名アルバム『エキゾチカ(EXOTICA)』にちなんで名づけられた。1950年代から1960年代半ばにかけて、第二次世界大戦中に成人したアメリカ人の間で流行。日本ではとくに細野晴臣さんにより紹介された(例『泰安洋行』等のエキゾチカ3部作。YMOはテクノだが初期作品「Fire Cracker」はマーチン・デニーのカバー曲。また星野源氏のsake rockも。)
米国
マーティン・デニー(Martin Denny)
ディスコグラフィ
EXOTICA (WITH Arthr-Lyman) – 1956年
EXOTICA (WITH Julius-Wechter) – 1959年
EXOTICA – Volume 2 – 1958年
FORBIDDEN ISLAND – 1958年
PRIMITIVA – 1958年
HYPNOTIQUE – 1959年
AFRO-DESIA – 1959年
EXOTICA-Volume 3
QUIET-VILLAGE – 1959年
THE ENCHANTED SEA – 1959年
Exotic Sounds From the Silver Screen – 1960年
Exotic Sounds Visit Broadway – 1960年
Exotic Percussion – 1960年
EXOTICA ’90 – 1990年
代表曲
Quiet Village (レス・バクスター作曲)
Sake Rock
Firecracker
ピンクのモーツァルト 松田聖子
1984年8月1日松田聖子松田聖子(作詞:松本隆、作曲:細野晴臣、編曲:細野晴臣・松任谷正隆、18thシングル)。「ピンクのモーツァルト」は、九月の歌詞、カネボウ化粧品’84秋のイメージソング、など、個人的には紛れもなく9月ソングの名曲。昭和アイドル歌謡曲の9月ソング。
ピンクのモーツァルト収録アルバム 『 Windy Shadow 』
(備考)細野晴臣さん女性アイドル歌手への主な提供楽曲
ここでは細野晴臣さん提供曲から女性アイドル歌謡曲をまとめ:
しあわせ音頭 柏原芳恵
連れてってファンタァジェン 小泉今日子
は・じ・め・て 小泉今日子
ハートブレイク太陽族 スターボー
三国志ラブ・テーマ 小池玉緒
七夕の夜、君に逢いたい Chappie ※森高千里
輝くスターリー・ナイト 竹内まりや
玉姫様 戸川純
心のアンテナ 中川翔子
硝子のプリズム 中川翔子
ネコブギー – おまかせ!みらくるキャット団、オープニングテーマ 中川翔子
ルネサンス-優しさで変えて- 中森明菜
モナムール(グラスに半分の黄昏) 中森明菜
禁区 中森明菜
100℃バカンス 中森明菜
椿姫の夏 早瀬優香子
夢・恋・人。 藤村美樹
春 Mon Amour 藤村美樹
仏蘭西映画 藤村美樹
妖星傅 藤村美樹
キテレツ大百科のうた 堀江美都子
ブルージュの鐘 松田聖子
黄色いカーディガン 松田聖子
天国のキッス 松田聖子
わがままな片想い 松田聖子
ガラスの林檎 松田聖子
ピンクのモーツァルト 松田聖子
硝子のプリズム 松田聖子
Paradise Beach ソフィーのテーマ
月下美人 松本伊代
ねらわれた少女 真鍋ちえみ
ミラクルライト 森高千里
風の谷のナウシカ 安田成美
風の妖精 安田成美
銀色のハーモニカ 安田成美
FLY ME – 南の島の小さな飛行機 バーディー、エンディングテーマ 矢野顕子
夢色グライダー やまがたすみこ
赤道小町ドキッ 山下久美子
哲学しよう 山田邦子
見えない世界 和田アキ子
青空挽歌 裕木奈江
いたずらがき 裕木奈江
Sunday Girl YUKI
3・6・9 細野晴臣
1984年11月10日「3・6・9」細野晴臣
収録アルバム『MAKING OF NON-STANDARD MUSIC – EP 』(インペリアルレコード)
※1983年YMO解散後の細野晴臣さんのソロ作品。ニュー・ウェイヴ、アンビエント的なインスト。
モナムール (グラスに半分の黄昏) – 中森明菜
細野晴臣アイドル提供曲の一つ。
1983年8月10日「モナムール(グラスに半分の黄昏)」 (作詞:売野雅勇、作曲:細野晴臣、細野晴臣)収録アルバム『NEW AKINA エトランゼ』(4thアルバム)
Solitude Sea – ワールドスタンダード
「 Solitude Sea 」 WORLD STANDARD & WECHSEL GARLAND 収録アルバム 『 The Isle 』
8
Solitude Sea
Wechsel Garland & ワールドスタンダード
The Isle
02:41
(女性シティポップ9月ソングpick up)
9月には帰らない 松任谷由実
9 「 9月には帰らない 」 松任谷由実 収録アルバム 『 紅雀 』
9
9月には帰らない
松任谷由実
紅雀
04:55
9月の海 酒井法子
10 「 9月の海 」 酒井法子 収録アルバム 『 work out fine 』
10
9月の海
酒井法子
work out fine
04:43
Candy – 具島直子
11 「 Candy 」 具島直子 収録アルバム 『 miss.G 』
11
Candy
具島直子
miss. G
04:41
sweet september – AK Akemi Kakihara(柿原朱美)
12 「 sweet september 」 AK Akemi Kakihara 収録アルバム 『 yes 』
12
sweet september
AK Akemi Kakihara(柿原朱美)
yes
04:28
9月のためいき 笠原弘子
13 「 もういちど Love you(Reprise) 」 笠原弘子 収録アルバム 『 超時空要塞マクロスII オリジナル・サントラ Vol.2 』
14 「 9月のためいき 」 笠原弘子 収録アルバム 『 Semi-Precious Stone 』
13
もういちど Love You
笠原弘子
超時空要塞マクロスII オリジナル・サントラ Vol.2
06:08
14
赤い金魚 小泉今日子
15 「 赤い金魚 」 小泉今日子 収録アルバム 『 オトコのコ オンナのコ 』
14
九月の砂
杏里
Feelin’
04:41
16 「 水の中のイエスタデイ ~再会物語~ 」 薬師丸ひろ子 収録アルバム 『 夢十話 』
17 「 九月のエピソード 」 シンシア 収録アルバム 『 I’ve been mellow/Saori 』
18 「 September Rain 」 香坂みゆき 収録アルバム 『 CANTOS 1 』
19 「 九月の雨 」 太田裕美 収録アルバム 『 こけてぃっしゆ 』
20 「 九月の色 」 久保田 早紀 収録アルバム 『 GOLDEN☆BEST / 久保田早紀 』
21 「 Go Away 」 中原めいこ 収録アルバム 『 2時までのシンデレラ-FRIDAY MAGIC- 』
22 「 September Walkin’ 」 杏里 収録アルバム 『 Bi・Ki・Ni 』
23 「 Blue September 」 BANJO AI 収録アルバム 『 Love Always… 』
24 「 Setembro 」 纐纈歩美 収録アルバム 『 バラーディスト 』
25 「 Stop, Look, Listen (To Your Heart) 」 The Stylistics 収録アルバム 『 1976/Soul/The Very Best Of The Stylistics … And More! 』
26 「 ラヴェンダー・リップス 」 河合奈保子 収録アルバム 『 私が好きな河合奈保子 』
27 「 ルック・ホワット・ユア・ドゥーイン・トゥ・ザ・マン 」 大橋純子 収録アルバム 『 フィーリング・ナウ 』
28 「 恋のジャイロ 」 池田典代 収録アルバム 『 ドリーム・イン・ザ・ストリート 』
29 「 誰もいない海 」 越路吹雪 収録アルバム 『 ベスト・セレクション2 』
30 「 誰もいない海 」 あべ静江 収録アルバム 『 みずいろの手紙/コーヒーショップで 』
31 「 セプテンバー・イン・ザ・レイン 」 由紀さおり 収録アルバム 『 スマイル 』
32 「 9月の扉 」 林原めぐみ 収録アルバム 『 Perfume 』
33 「 九月の夕暮れ 」 松田 聖子 収録アルバム 『 SQUALL 』
Go away 中原めいこ
21
Go away
中原めいこ
2時までのシンデレラ-FRIDAY MAGIC-
04:21
九月の色 久保田早紀
22
九月の色
久保田 早紀
サウダーデ
03:50
九月の雨 太田裕美
23
九月の雨
太田 裕美
こけてぃっしゆ
04:23
24
Medley: September in the Rain / Tip-Toe Thru the Tulips / Carolina in the Morning / Moonlight Bay / Night and Day
The Three Suns
Dancing on a Cloud
03:26
25
Setembro
纐纈歩美
バラーディスト
06:09
26
誰もいない海
越路吹雪
EVERGREEN
03:10
27
セプテンバー・イン・ザ・レイン
由紀さおり
スマイル
03:28
28
9月の扉
林原めぐみ
Perfume
05:01
29
Twilight Time
The Three Suns
The Three Suns Present
03:23
30
九月の夕暮れ
松田聖子
SQUALL
03:09
…etc.※
Stranger 柏原芳恵
1987年7月6日発売「Stranger」柏原芳恵(作詞:阿久悠、作曲:林哲司、編曲:萩田光雄)
★夏の終りから秋にかけての芳恵ちゃんシティポップの隠れた大名曲!阿久悠先生の歌詞に林哲司さん作曲、荻田光男先生編曲という豪華なチーム。途中角松サウンドも彷彿とさせるようなギターのカッティングやコーラスなども。
正直これまで和モノ界隈でも柏原芳恵さんは王道歌謡ポップス系でスローな聴く楽曲が多く、踊れるグルーヴ感のある楽曲という点ではなかなか昨今のシティポップリヴァイバルでも話題になる曲が少なかった向きもあるが、80年代女性アイドル系シティポップの最後の隠し玉は極上のビーチリゾート・ヴァレアリック・グルーヴ名曲。(夏の終りにもいいが個人的にはアルバムジャケのイメージや最近の残暑が多い9月の秋のお彼岸頃までにぴったりかと。)
収録アルバム:
1987年7月6日『A・r・i・e・s (アルバム)』
1987年ベスト盤『Fall in Love』
モンド歌謡って?(モンドミュージックとの違いなど簡単な補足)
「モンド歌謡ってなに?」という方も当然おられるでしょう。とりあえず2つ補足しておきます。
(1)「モンド歌謡」は未定義
(2)「モンド歌謡」と「モンドミュージック」の違い:
「モンドミュージック」は主に洋楽、「モンド歌謡」は主に邦楽
(1)「モンド歌謡」は未定義:
まず筆者なりに簡単に要約すると、モンド歌謡とはモンドミュージック的な歌謡曲、もしくは、歌謡曲のなかでモンド(ミュージック)的な要素を含む曲。すなわち、
「モンド歌謡」≒「モンド(ミュージック)」+「歌謡曲」
というのが筆者の解釈(※諸説あり)。
(2)「モンド歌謡」と「モンドミュージック」の違い:
「モンドミュージック」は主に洋楽、「モンド歌謡」は主に邦楽。
90年代後半時点で「モンドミュージック」にも洋楽9割邦楽1割ぐらいの割合で邦楽も入っている。
(3)「モンドミュージック」と「ラウンジミュージック」と「ラウンジ系(クラブミュージック)」
「ラウンジミュージック」
1950年代ラウンジ・ミュージック(Lounge music)はイージーリスニング(Easy Listening)のサブジャンルとして当時ラジオ等で大流行。日本でもFENラジオなどを通じて流行。(別記事ご参照)
(関連記事)ラウンジ・ミュージック(Lounge music)※イージーリスニング(Easy Listening)のサブジャンル
細野晴臣さんも言われているようにモンドミュージックはラウンジミュージックのひとつ。いわゆるエキゾチカやスペースミュージックなどのちに「モンドミュージック」の中核ともいえる音楽スタイルははジャンル的にはイージーリスニングのサブジャンル「ラウンジミュージック」のサブサブジャンル。
(後追い世代の筆者なりに簡単にいえば、モンドミュージックとはマニアックなラウンジ系という印象も。ただ、上述のとおり1950年代頃のアメリカや日本ではラジオでよく流れていたそうなのでマニアックというと怒られるかもしれません。笑)
「ラウンジ系(クラブミュージック)」
80年代/90年代ラウンジ系(クラブミュージック)
自分らの世代だとむしろ90年代のクラブミュージックやヒップホップのサブジャンルとしてのラウンジ系のほうが印象が強いかも。こちらはいわばラウンジミュージックのリバイバル。ヒップホップではGuruのJazzmataz。
日本では1980年代後半頃からピチカートファイブの小西康陽さんらが種まき。
1995年11月3日には渋谷宇田川町で須永辰緒さんによりラウンジ系総本山ともいえるオルガンバー(Organ bar)が開店。
以後、東京発のクラブシーンの大きなムーブメントのひとつとして「ラウンジ系」が広まった…という流れはご承知のとおり。
90年代「モンドミュージック」
1995年2月15日『モンドミュージック』(リブロポート社)発刊。ワールドスタンダードの鈴木惣一朗さんらが提唱された「モンドミュージック」というちょっと奇妙なラウンジミュージックのリバイバル。
50年代末から60年代70年代前半頃まで流行したエキゾチカや宇宙モノ等「ラウンジミュージック」
それに加え。
70年代後半から80年代以降の電子音楽(エレクトロ)やヒップホップなどの新潮流のなかでこぼれ落ちたカルトな音楽。
そうしたマニアックな音楽を新たな「モンドミュージック」という看板で再評価しよう!そーだそーだという音楽ムーブメント。
とくに小さなレコード屋さん界隈で広まり、筆者も行きつけだった芽瑠璃堂などのレコ屋さんで感化された次第。
(関連記事)
ただし、ラウンジ系自体はもともと94年
(4)「モンド歌謡」と「和モノ」の違い
00年代以降「和モノ」というダンスミュージックやクラブミュージックの邦楽レアグルーヴ系
(モンドミュージック系数曲
34 「 Nocturnal 」 エスキヴェル 収録アルバム 『 Space Age Pop: Easy Listening Lounge Greats, Vol. 3 』
35 「 Twilight Time 」 The Three Suns 収録アルバム 『 The Three Suns Present 』
36 「 Autumn Leaves 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Twilight Time 』
37 「 Autumn Nocturne 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Soft And Sweet 』
38 「 Suzukake No Michi (Platanus Road) [Remastered] 」 The Three Suns 収録アルバム 『 The Three Suns in Japan! (Remastered) 』
39 「 Opening Theme 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Live In Japan 』
40 「 Introduction 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Live In Japan 』
41 「 Tiger Rag 」 The Three Suns 収録アルバム 『 Live In Japan 』
あとがき
ここでは9月のプレイリストということで秋に聴きたいアイドル歌謡曲をメインに、つなぎでモンド・ミュージックの入門的なムード音楽やエキゾチカなどを少々スパイスとして和えてみました。
※モンドミュージックは本来もっと濃い味なので比較的薄味を心掛けたつもりです(;^_^A)定番曲やヒット曲はもちろん名曲揃いですがこうしたスパイスで味変して楽しむのも楽しいですよ。ではこたまんど(らたまいしゅう)。
定番曲やヒット曲はもちろん名曲揃いで管理人もカラオケでは皆が知ってる懐メロで盛り上がるのが大好き(ちなみに毎週日曜お昼のNHKのど自慢はほぼ欠かさずみてます笑)。
ただ、プレイリストはそもそも自分の場合ほとんどスマホをヘッドフォンで一人で聴くのがふつう。
一人で聴くプレイリストとなると、まず女性歌手の声で癒されたい、でもいつも定番曲だけ並べてると正直飽きることも(なにせ中学時代から聞いてますから笑)、ということで例えば効果音や今回のモンドミュージックのようなスパイスで味変して愉しみたくなる次第。
(ちなみに、癒し効果としてはもちろん女性歌手の前に自然音やヒーリングミュージックやアンビエントもあるでしょう。自分はとくに鳥の鳴き声が好きで、個人的に女性歌手の歌声は小鳥のさえずりの一種だと勝手に解釈しちょります笑。)
まあ自分たちの子供の頃はドリフやベストテンなどテレビの音楽番組で登場する女性アイドル歌謡曲に夢中になるのはみんな一緒。CMソングなどはイメージとともに脳裏に焼きついてる。
(ここでは取り上げませんが男性歌手は渋めが好み。もう小学生のドリフでひげダンスや石川のおじさんのタイコでリズムや今でいうグルーヴの原体験をし、中学時代に永ちゃんで産湯をつかり高校時代からサザンソウルやブルーズ、学生時代に俺節で演歌にめざめ、社会人でレアグルーヴからキューバやアフロなど…という音楽遍歴のリスナーなのでざっくりいえば土っぽい土着系?みたいな音楽が好み。
…とまあ、スウィートな女性ポップスとソイルう(そうい^^;)男性リズム隊などが好きなので、こんなブログになってるわけですが(まあ能書きはいいか)。
(関連記事)
・モンド歌謡とは?
・モンドミュージックとは?
9月にちなんだ曲名の一覧は別記事をご参照ください。