1974 Tower Of Power 名曲 Can’t You See? (You Doin’ me wrong) 名盤 Back to Oakland

1970s

1974年名盤『Back To Oakland』で「Can’t You See? (You Doin’ me wrong)」は個人的にイチオシの名曲。

ただ日本のウェブで検索してもすぐには出てこなかったのでもしかしたら知名度が低いのかもしれない。そんなきっかけもあり、自分なりにこのアルバムの聴きどころなどをご紹介してみようと思う。

Can’t You See? (You Doin’ me wrong)  #A4

Bach To Oaklandはアルバムの選曲も神構成である。よって本来はできるだけ紹介する時はいじりたくないのがオールドファンの常識。とくに、A3,A4,A5,B1(CDなら#3,4,5,6)の構成に😢涙した御仁も多いはず。

だが、ここでは敢えて、#A4から並べておく。

Can’t You See? (You Doin’ me wrong) #A4

Can't You See (You Doin' Me Wrong)

こみ上げ系ソウルの隠れ名曲の最高峰ともいいたいこの曲。もしかしたら、昔の自分のように、アルバムのなかではつなぎ的に思われていたかもしれない、が、そんなことはない。それどころか、聞き込めば聞き込むほど、凄味を感じるスゴイ曲である。(私は長年TOPを聴きまくり結局この曲がマイベストになってしまった。)

出だしのパーカッションでラテンの空気感と間を生み。

ガリバルディの滑るようなフィルインが一瞬でグルーブをつくる。

そこにTOPのホーンズがブラス。

そのイントロだけでも、ゾクリと脅威的である。

そして、歌が聞こえてくる。

当時のリードボーカルはやはりこの人。レニー・ウィリアムス。

レニー・ウィリアムス 1974

・・・と続きは、YouTubeなどでどうぞ。

Just When We Started Makin’ It #A3

Oakland Bay Bridge

大黒PAから羽田の湾岸コースでその部分を流すと、気分はもろこのジャケ。とくに土曜の夜あたりの湾岸ドライブで聴くと深夜プラス1に飛び込むようなミッドナイト・クルージングの浮遊感。

なんとなくクリスタルな気分とは違い、ソリッドでアーシーなガリバルディ先生とフランシス・ロッコの悶絶かっちりファンクが弛んだ下半身気分を引き締める。

Just When We Started Makin’ It #A3

Just When We Started Makin' It

「控えめなときは声を潜めるほど脇役だが出るときはとことんぶっ放す全国吹奏楽少年少女の理想と憧れを体現したようなTOPのホーンセクション」がTOPを完璧にいや憎いほどに演出する(これぞTOPofTOP)。

その間隙を縫って当時の影のバンマス(妄想)オルガニスト(organist)。チェスター・トンプソン(Chester Thompson)のハモンドオルガンが染み渡る。

さらにその隙間をブルース・コンテ(Bruce Conte)ギターのカッティング。

演奏しているバンドリーダー若かりしエミリオ・カスティーロ(Emilio Castillo)氏すら思わず恍惚の表情を浮かべてしまうという(アルバム見開き写真参照)。これだけクドク書いてもまだ全然説明には足りないような至福の音楽時間なのである。

Can’t You See? (You Doin’ me wrong) / live

さて、この場所に来るのはやはりこの曲しかないのだろう。

だが、冒頭でオリジナルのアルバム曲は紹介した。そして、アルバムの構成の妙はできれば購入して味わっていただきたい。

というわけでここではこの曲の別バージョンを埋め込んでおく。

Tower of Power – Can't you see

Squib Cakes #A5

Squib Cakes

お次はTOPの代名詞ともいえるこの曲。

日本のTOPファンには説明不要だと思いますので小ネタをひとつ。

squib という英語は、爆竹や導火線という意味だそうで。

ということはこの曲に無理やり邦題をつければ、

「爆竹ケーキ」「導火線ケーキ」

なんでしょうか(笑)

70年代に人気のあったAWB(Average White Band)の Cut the Cake へのオマージュなのか、それとも対抗心だったのかはわかりませんが。

まあ、どちらも景気よさげですな。

ケーキよさげ

とらナイヅ 寅
とらナイヅ 寅

えっ、ここでダジャレ?

寅山
寅山

オチつかねえな

と、うまくソウルスライドもといボケが滑ったところで( ̄▽ ̄;) 気を取り直して小ネタもうひとつ。Squip Cakes好きな方には、この曲の続編ぽい”1976/ Walkin’ up Hip Street / Urban Renewal“なんて曲もあります。よろしければリンク先のYouTubeでチェックしてみてください。

Time will tell #B1

珠玉のバラード。というセリフはよく聞くが、この曲はイントロを聞いた瞬間にそれを感じさせてくれ、しかも最後まで飽きさせない。まさに珠玉のバラード。

(あ、言っちゃった。)

Time will tell #B1

Time Will Tell

個人的な感想だが、TOPのバラードを1曲だけ選ぶとすれば、私はこの曲。


以上この4曲ループが私のおすすめしたいタワーオブパワー名盤のエッセンス。

もちろんこのアルバムも彼らの魅力もこれで語りつくせるものではない。2010年代に入っても世界各地で精力的なライブをこなし、現在もときおり日本でその雄姿をみせてくれるのはファンのかたもご存知のところだろう。

個人的にはとくにガリバルディ先生のドラマー向けのおすすめ曲なども紹介したいところだが、それはまた別の機会に。

ドラマー向けのおすすめ曲はコチラ

番外編:Oakland Stroke (ドラマー向け)

70s Tower Of Power 名曲 おすすめ ドラム David Garibaldi
タワーオブパワーの名ドラマー、デビッド・ガリバルディ(David Garibaldi)先生の70年代初期名盤などからドラマーさん向けのおすすめ曲やドラム教則動画など。以前タワーオブパワー名盤『Back To Oakland』を紹介した。Oa

 

タワーオブパワーの音楽ジャンルの話(ファンク云々)はコチラ

70s Tower Of Power 名曲 おすすめ ドラム David Garibaldi
タワーオブパワーの名ドラマー、デビッド・ガリバルディ(David Garibaldi)先生の70年代初期名盤などからドラマーさん向けのおすすめ曲やドラム教則動画など。以前タワーオブパワー名盤『Back To Oakland』を紹介した。Oa

 

というわけで、おすすめ選曲はここまで。あとはアルバム情報など。

(アルバム)1974 / Tower Of Power / Back to Oakland

TOP 1974 メンバー

★メンバー


Personnel
Lenny Pickett – 1st tenor sax, alto sax, bass sax, soprano sax, flute, alto flute, piccolo
Stephen “Doc” Kupka (The Doctor) – baritone sax, English horn, background vocals
Greg Adams – trumpet, fluegelhorn, orchestra bells, background vocals
Mic Gillette – trumpet, fluegelhorn, trombone, bass trombone, background vocals
Bruce Conte – guitar, background vocals
Chester Thompson – organ, bass pedals, acoustic piano, Fender Rhodes, clavinet, background vocals
Emilio Castillo – 2nd tenor sax, background vocals
Brent Byars – conga drums
David Garibaldi – drums
Francis Rocco Prestia – bass guitar
Lenny Williams – lead vocals

Tower Of Power Back To Oakland ℗1974 Warner Bros. Records Inc.

My own Album and Wikipedia

この『Back To Oakland』はTOP作品でも屈指の名盤。(個人的には学生時代から数千回近く聞いてるかも。)吹奏楽やドラマーの人にも評判だが、DJや選曲などに興味のある方にもバイブル的アルバムという人は多い。(昔読んだので記憶が曖昧だが、たしかNHKFMの音楽ディレクターさんもこれを手本にしてたという記事を読んで至極共感。)

その他のアルバムでは、個人的にはライブとファーストがおすすめ。

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もし迷ったらLPがおすすめ。(いつか買い直したくなるから。)

私の所有LP

今回はこのへんでおひらきということで。

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