1972 Bobby Charles いなたい音楽特集 vol.1

1970s

「いなたい音楽」で検索したら「元は関西の口語・・・」と「中古レコード辞典」様に取り上げられていてびびりました汗。信じる信じまいは皆様にお任せしますがもしかしたら私の造語かもしれません(ほんまかw)。

なんて戯言はともかく私自身の心のよりどころであるベアズウェル系のアメリカ音楽を中心におすすめアルバムをご紹介して参りたいと思います。

第1回目は1972年のアルバム「Bobby Charles / Small Town Talk」。

いなたい音楽特集 – Heart of Sweet Soil Music vol.1


アルバム紹介 1972 Bobby Charles – Bobby Charles

まずはアルバム情報から。

Bobby Charles ‎– Bobby Charles
ジャンル:
Rock, Folk, World, & Country
スタイル:
Rock & Roll, Folk
年:
1972


スタイル:
Country, Folk
収録曲
A1 Street People
A2 Long Face
A3 I Must Be In A Good Place Now
A4 Save Me Jesus
A5 He’s Got All The Whisky
B1 Small Town Talk
B2 Let Yourself Go
B3 Grow Too Old
B4 I’m That Way
B5 Tennessee Blues

おすすめ曲を2曲ほど聞いて頂きましょう。

Bobby Charles I Must been in a good place now

Bobby Charles – I Must Be in a Good Place Now

日本ではもはや「ボビチャ」と愛称までついてる「いなたい音楽」の第一人者。

もうですね、この間奏のエイモス・ギャレットさんのギターこそ、私がイメージする「いなたい音楽」の究極地点といっても華厳ではありません。いえ、過言ではありません。

こちらの動画だとこの辺からですね。

(2:07~)間奏:はじめはピアノソロですが、

I Must Be In A Good Place Now
El. Gtr: Amos Garrett
Piano: John Simon
Vibes: Mac “Dr. John” Rebbenack???
Drums: N.D.Smart II
Bass: Jim Colegrove

*ttp://www.geocities.jp/hideki_wtnb/bcback.html

(引用元は上のブログ様のB e a r s v i l l e S e s s i o n Back-Up Musicians Creditsところからお借りしたのですがリンク切れというかYahoo! Geocitiesサービス終了とのことですのでリンクは割愛させて頂いています。)

個人的な思い出

どうでもいいネタですが自分は高校生の頃よく夏休みの昼下がりなどにラジカセやウォークマンでこの曲聞きながら昼寝をしておりました。

Wild apple trees blooming all around
I must be in a good place now

なんて口ずさみながら。

ただ栃木だったのでリンゴならぬ栗の木の下でしたが(;´∀`)

渋い高校生なのかミーハーなのかよく分かりません。



別バージョン 1988 Bobby Charles – Small town talk

see for mile records ltd, England

Bobby Charles ‎– Small Town Talk
レーベル:
See For Miles Records Ltd. ‎– SEE 218
フォーマット:
Vinyl, LP, Album, Reissue
国・地域:
UK
リリース済み:
1988
ジャンル:
Rock, Folk, World, & Country

これもちょっとマニアックな話なのでボビチャファン向けの小ネタですがこのアルバムに別タイトルversがあるというトリビアを。

私が高校当時に輸入盤で買ったレコードは茶色いジャケと違う上の画像のようなやつ。1988年のSEE FOR MILE RECORDSというUK盤だったようです。

Discogsによればこのアルバムはなんとリイシューが24バージョンあるとのこと。72年発表後80年代90年代2000年代2010年代とコンスタントに再発。それだけ世代を超えて愛聴された名盤の証かもしれませんね。


Made in Englandと書いてますね。

このSee for Miles RecordsというレーベルはWikipediaによれば、CD登場の頃のリイシューの走りだったようですな。

See for Miles Records (SFM) was a British record label which was one of the first British re-issue specialists predating the emergence of compact discs.

wikipedia

まあ、そんなことよりベアズウェルがどういうレーベルだったかという話を書いた方がよさげですが苦笑。そちらは音楽雑誌などにも載っている情報なのでもし当ブログでふれるとすればまたの機会にさせて頂きます。

いなたい音楽とは?

2018年10月4日 –
【中古レコード辞典】「いなたい」「イナたい」の語源
「いなたい」「イナたい」の語源
黒人音楽の独特のフィーリングや曲調、ブルースやジャズの「ブルーノート」中で、いなか風な、野暮ったい、しかし味がある音を表すときに使う言葉。もともとは関西で使われていた口語だと思われる。語源については、方言辞典、口語辞典、古語辞典にも掲載が無く、理由に見合う根拠が見つかったので書いてみた。(あくまでも推測に過ぎない個人的な意見としてご覧下さい・・・)

中古レコード辞典

『黒人音楽の独特のフィーリングや曲調、ブルースやジャズの「ブルーノート」中で、いなか風な、野暮ったい、しかし味がある音を表すときに使う言葉。』

素晴らしい定義ですね。でも、個人的には音質や音色のイメージがあります。

乾いた音質というのもかなり抽象的ですが、科学的な話はおいといて。

個人的には、こちらの表現をお借りすれば「いなか風な、野暮ったい、しかし味がある音」に加えて、ひなびた感じ、という感覚があって、どちらかというと南部系の乾いた音のイメージがありました。

なので、黒人音楽でも具体的にはミーターズ、ブルーズならテキサス、ライトニン・ホプキンズなど。まあラグタイムのほうがよりいなたい感じというのに近い気がしますが。ジャズは微妙かな。もちろんマイルスのミュートは乾いた硬質な音ですが、いなたい、というには都会的でクールすぎる気が。個人的には50年代黄金期のジャズはあまりこの範疇にはおいてません。しいていえば初期ディキシーランドジャズあたりなんでしょうかね。も、もちろん、これはあくまで個人的な解釈ですが。あ、もちろん、メインはベアズウェル系などのアメリカのルーツ音楽への回帰系(?)など。まあ、いちばんイメージに近いのが、ボビチャのこのアルバムという訳です。

「いなたい」の語源?(※諸説あり)

少なくとも、89年~92年辺りに大阪のレコード屋界隈で、ブルーズ(濁ります)やらベアズウェル系やら物色し、金沢のレコードジャングルでサザンソウル盤を探していた私(ら)が、多分その「元は関西の口語・・・」周辺に立ち会ってた人間です(これは事実)。

まあ、諸説ありとういことで色んなツッコミ入るでしょうけど、一応自分なりの記憶を書いておくと、学生の頃、梅田のVIC辺りで、そっち系(ベアズウェルとかザ・バンドとか)のレコードを探すときに使ってたんですよね。

VICさんは、ブルースや南部ロック、黒人音楽も強かったんですが、元はルーツレゲエのお店。そこで、「ルーツっぽい奴(当人はザ・バンドとかボビチャの周辺のつもり)探してるんですが…」というと、VICのマスターが初期マーレイやロックステディなんかをお勧めして下さるので(もちろんおかげで薫陶を受けてそっちもハマりましたが)、いや、なんというか「いなたい感じの・・・」と説明してたんです。

それが1990年前後でしたので、まさか、ね…。

ただ、私が発祥とか自分の造語というつもりはあんまりなくて、自分の記憶ではレコードコレクターズのカントリーブルース特集とか、レコードの帯のキャッチとか、なんかその辺でみたような・・・。

たしか、ベターデイズあたりのライナーで、どなたかがエイモスギャレットのギターを評して「いなたいギター」とか書かれてたんじゃなかろうか・・・。

・・・というのがおぼろげな記憶。

焦ったというのは、実は私、そういう日本語があると思ってたんです。(この中古レコード辞典さんの記事を見るまでw)。

だって、昔、mixiにも「いなたい音楽」コミュもあったし、そちらはもちろん別の方が立ち上げてたコミュでしたので、てっきり普通の日本語かと汗

いま「いなたい」で検索したら、「そんな日本語は無い」と口々に書かれてるので、むっちゃ焦りました。

えー、でも、自分はどっかでみたような(まだ言うか)。

まあ、もし本当にそういう日本語が先に無かったとしたら、多分当時の私が「ひなびた」あたりと勘違いしたんでしょう(爆)。

・・・金田一先生すみません(汗)。

でも、驚いたのは、意味がちゃんと伝わってることw

みなさんの解釈が立派過ぎて、感心してしまうほどです。

・・・というわけで、動機はよく分かりませんが、とにかくこのサイトでは、もともろ「いなたい音楽」やサザンソウル辺りを中心にご紹介するつもりでした。(Sweet Soil Musicのネーミング自体そんなイメージ)。

ずいぶんさぼってましたが、「いなたい音楽」を特集したいと思います。

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